サラタメさん
「M&A業界への転職って未経験でもできるの?」
「M&A業界に転職するメリットとデメリット両方知りたい」
M&A業界というと、イマイチ実態がつかめない方も多いと思います。
そこで今回は、M&A業界への転職に成功された方にインタビューしてきました!
M&A業界に身を置く方のナマの声を聞いて、判明した実態は以下の通りです。
M&A業界がオススメな人
営業職として社内トップ2割に入る実力があり、いまの報酬に満足していない人
【M&A業界のメリット】
- 頑張ったぶん年収が高くなる
- 意外に間口が広い(未経験でもOK!)
- キャリアの選択肢が大きく広がる
【M&A業界のデメリット】
- ハードワーク
- 実力主義
本記事では、転職者のインタビュー内容をもとに、M&A業界のリアルをお伝えしていきます。
▼動画でチェックしたい方は以下からご覧ください。
目次
そもそもM&A業界とは?
M&Aとは「Merger & Acquisition」の頭文字をとったものです。
これらを和訳すると「合併と買収」。
ザックリいうと「売りたい会社」と「買いたい会社」を探してきて、マッチングする仕事がM&Aです。
そのマッチング会社(仲介会社)が集まった業界を「M&A業界」というのです。
以下の3つの視点から、より詳しくM&Aについて解説していきます。
- ビジネスモデル
- 仕事内容
- M&A業界の企業一覧
1.ビジネスモデル
先ほどもお伝えしたように、M&Aの仕事は「売りたい会社」と「買いたい会社」をマッチングさせることです。
そしてマッチングを成功させることで、成功報酬としてM&A仲介会社にお金が入ってくる仕組みなのです。
サラタメさん
会社の売買は不動産よりも高くなる傾向があるため、5億円や10億円で成立することもあります。
たとえば10億で成立した場合、報酬が10%だとしたら「1億円」がM&A仲介会社に入ってくるのです。
2.仕事内容
M&Aの仕事内容をもう少し詳しく分解すると、以下のようになります。
- 条件の細かい調整
- 仕事の引き継ぎのサポート
- M&A周りの税務・財務・法的な手続き
- 合併後の仕組み作り など
さらにスキル面としては、以下が必要になってきたりします。
- 税務・財務・法務などの知識
- 業界・企業のリサーチ力
- 経営知識
- 営業力・交渉力
多岐に渡る高度なスキルが求められると感じた方も多いかもしれません。
しかし、入社後にこれらのスキルを身につける方もいるので安心してください。
サラタメさん
3.M&A業界の企業一覧
M&A業界の主要な企業は下記の通りです。ぜひ参考にしてください。
【インタビュー】M&A業界に転職するメリット・デメリットとは?
実際にM&A業界に転職した方にインタビューしました。
その内容をもとに、M&A業界のメリット・デメリットを紹介していきます。
酸いも甘いも知っている方のリアルな声なので、ぜひ参考にしてください。
M&A業界に転職するメリット3つ|未経験だと転職の難易度は高い?
M&A業界に転職するメリットは以下の3つです。
- 頑張ったぶん年収が高くなる
- 意外に間口が広い
- キャリアの選択肢が大きく広がる
未経験の方にとっては、M&A業界は高い専門性が求められそうで、ハードルが高く感じる方もいるかもしれません。
しかし実は、M&A業界への転職の難易度はいちがいに高いとはいえません。
その点も含めて説明していきます。
メリット1:頑張ったぶん年収が高くなる
M&A業界に転職する1つ目のメリットは、頑張ったぶん年収が高くなることです。
固定給も他業界に比較すると高水準ですが、とくに賞与面に反映されやすいのがよい点。
M&A案件が成約すると、
- 売り案件の場合:成功報酬の約10%
- 買い案件の場合:成功報酬の約5%
が会社に入る仕組みになっています。
その会社に入った報酬から、さらに「5%」や「10%」が社員にインセンティブとして賞与に還元されるのです(※会社によります)。
たとえば1億円のM&Aが成立し、会社に1,000万円が入るとします。
そのうち、社員が受け取ることができる賞与は以下のような計算になります。
- 売り案件の場合:1,000万×10%=「100万円」
- 買い案件の場合:1,000万×5%=「50万円」
- 両方とも担当した場合:1,000万×15%=「150万円」
※あくまで一例です
ですので案件の成約数を増やせば増やすほど、どんどん年収が高くなるのです。
頑張ったぶん年収として反映されるのは、モチベーションにもつながりますよね。
メリット2:意外に間口が広い
「M&A業界は高い専門性が必要なため、入るのはむずかしいんじゃないの?」と懸念される方もいるかもしれません。
サラタメさん
しかし実は、さまざまな業界出身の方がいるため意外と間口が広いのです。
たとえば、M&A業界の上場大手企業「M&Aキャピタルパートナーズ」の設立者は積水ハウスの営業出身です。
ほかにも、以下の業界出身の方々が活躍しています。
- 人材業界
- 不動産業界
- 自動車小売業(ディーラー)
このようにM&A業界は、はじめから財務基盤などを見る能力が必須、というわけではないのです。
「買い手と売り手をマッチングさせる提案力」があれば、案外大丈夫だったりもします。
ただ、一般的にM&Aは「ビジネスの総合格闘技」と言われるくらい、やること・覚えることが多岐に渡ります。
たとえば、以下の知識・スキルなどが必要になってきます。
- 財務
- 法務
- 売り手・買い手企業の業界の見識
- コミュニケーション能力
ですので、入社後には不足している知識をキャッチアップしていく姿勢が重要です。
そのため結論をいうと、決してかんたんではないですが、未経験の方でもM&A業界に転職することは可能なのです。
メリット3:キャリアの選択肢を大きく広がる
先ほども触れたように、M&A業界はさまざまな知識やスキルを身につけることができます。
そのためM&A業界を経験することで、その後のキャリアの選択肢を大きく広げられるのです。
たとえば売り案件を担当する場合は、担当先の企業の情報を丸裸にして、M&Aの手続きを進めていきます。
その際に財務諸表などの詳細な資料をみることで、企業の運営の仕方だったり、社長の考え方だったりを垣間見れるのです。
サラタメさん
そのため、「転職」だけでなく「独立起業」という道もあるのです。
このようにM&A業界を経験すれば、幅広い知識やスキルが身につくため、キャリアの選択肢が広がる点がメリットですね。
M&A業界に転職するデメリット2つ|激務って本当?
M&A業界のメリットばかり話してきましたが、当然ながらデメリットもあります。
嘘偽りないデメリットは以下の2つです。
- ハードワーク
- 実力主義
それぞれ詳しく説明していきます。
デメリット1:ハードワーク
M&A業界のデメリットの1つ目は、ハードワークなことです。
M&A業界は、基本的に案件を取ってきてナンボの世界。
大手のM&A会社などは、待っていても案件が降ってくることがあります。
しかし大半のM&A会社は、売り手と買い手をみつけるために常に営業が必要です。
そのため、ハードワークとなりがちなのです。
サラタメさん
デメリット2:実力主義
デメリット2つ目は、M&A業界は実力主義であり結果が重要という点です。
たとえば案件を取れない人は、会社内で評価されにくい「買い案件」を担当させられる可能性があります。
ちなみに「売り案件」の方が会社からも評価されやすく、報酬も高くなる傾向があるのです。
なぜなら、M&Aは売り手市場だからです。
先ほども触れましたが、「売り案件」と「買い案件」の報酬を比べてみましょう。
- 売り案件の場合:成功報酬の約10%
- 買い案件の場合:成功報酬の約5%
なぜ売り案件の方が報酬が高いのかというと「売り手1つに対して、買い手が10くらいつく」が一般的だからです。
つまり買い手を探すよりも、売り手を探してくる方が大変なのです。
サラタメさん
売り案件だと報酬も高いので、そのぶん賞与にも大きく還元されやすくなります。
一方、案件が取れない人は「買い案件」の業務に回されることが多いので、年収が増えにくいのです。
このように、実力さえあれば年収アップも目指せます。
しかし結果を出せない方は、なかなか思うような報酬を得ることができないのです。
M&A業界に向いている人
M&A業界に向いている人は、超ザックリで言ってしまうと「営業職として社内トップ2割に入る実力があって、いまの報酬に満足してない人」です。
より具体的に言えば、以下に当てはまる人です。
- 自分の実力を試したい人
- 成果が年収に反映されたい人
- ビジネス戦闘力を高めたい人
それぞれ見ていきましょう。
1.自分の実力を試したい人
自分の実力を試したい人にとっては、M&A業界はうってつけの環境といえます。
どの企業においても、頑張れば必ず報われるとは限りません。
大企業であっても中小企業であっても同様です。
しかし、M&A業界は実力主義であるケースが多いです。
そのため、成果次第でどんどん案件を任せてもらえ、理想のポストや収入も得やすくなるのです。
これまで社内でもトップ2割に入る実力があっても、ポストや給料に反映されていなかった方なんかは、M&A業界はオススメだといえます。
2.成果が年収に反映されたい人
くり返しお伝えしたように、成果が給与面で反映されやすいのもM&A業界のよいところです。
M&A業界では固定給に加えて、「売買の成功報酬」が賞与に反映されるケースがあるのです。
たとえば、10億円の売り案件が成約した場合。
10億円の10%にあたる1億円が「M&A仲介会社」に手数料として渡されます。
その手数料である1億円のうち、案件を成約させた「社員」に10%前後の報酬が与えられます。
つまり、1件の成約で1,000万円の報酬を「社員」が得ることも可能性としてはあるのです。
このように、自分の出した成果を大きく給与に反映させたい人は、M&A業界はオススメだといえます。
3.ビジネス戦闘力を高めたい人
ビジネス戦闘力を高めたい人は、M&A業界に身を置くのもひとつの選択肢です。
M&Aの仕事は、以下のような多岐に渡る知識・スキルが求められます。
- 財務
- 法務
- 売り手・買い手企業の業界の見識
- コミュニケーション能力 など
ポジティブに捉えると、これらの知識・スキルを身につけることができるのです。
ですので、長いキャリアの一部としてM&A業界を挟んでおいて損はありません。
ただし、そのぶんハードワークであることをは覚えておいてください。
M&A業界に向いていない人
一方、M&A業界に向いていない方は以下の通りです。
- スキルを伸ばす努力をしたくない人
- あまり働きたくない人
これまでお伝えしてきた通り、M&Aを仕事としていくためには、入社後に高度なスキルを身に付けていく必要があります。
そのため「スキルを伸ばす努力をしたくない人」はかなりツラい環境となります。
さらにM&A業界は実力主義のため、ガンガン行動することで成果を出す必要があります。
ですので「あまり働きたくない人」は、決してオススメしない業界です。
【告知】M&A業界に転職したい人へ|内定を取るためのコツ
M&A業界のメリット・デメリットを中心に解説してきました。
ここまで読んで「M&A業界に興味がわいてきた!」という方もいるかもしれません。
そのような方に向けて、今回インタビューした日高さんに「M&A業界ならではの内定ノウハウ」をお聞きしました。
しかし、マニアックすぎる内容だったため、「サラタメLINE」の限定コンテンツとさせていただきます。
サラタメさん
▼『M&A業界の内定ノウハウ』の受け取り方
- 下記のリンクから「サラタメLINE」に登録します(※登録無料)
サラタメ公式LINE - 数字のパスワード「2244」をメッセージでご入力ください
- 「M&A業界の内定最短ルート」の動画をお送りします
【まとめ】年収と実力を高めたい人はM&A業界はオススメ
本記事では経験者のインタビューのもと、M&A業界の実態について紹介してきました。
最後にもう一度、振り返りをしましょう。
M&A業界で働くメリット・デメリットは以下の通りです。
【M&A業界のメリット】
- 頑張ったぶん年収が高くなる
- 意外に間口が広い
- キャリアの選択肢が大きく広がる
【M&A業界のデメリット】
- ハードワーク
- 実力主義
これらをふまえ、M&A業界が「オススメできる人」「オススメできない人」は以下のような方々です。
【M&A業界がオススメな人】
- 自分の実力を試したい人
- 成果が年収に反映されたい人
- ビジネス戦闘力を高めたい人
【M&A業界をオススメしない人】
- スキルを伸ばす努力をしたくない人
- あまり働きたくない人
本記事を読んで、M&A業界に興味を持ってもらえれば幸いです。
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)