サラタメさん
急に松岡修造的なキャラを目指しだしたわけではなく、わりとマジで言ってます。
能力・資格より熱量を伝えることが武器になります。
「特別な資格なんて持ってない…」
「誇れるようなスキルが無い…」
スキルも大したことない&資格も運転免許くらしか持ってないサラタメだからこそ、その気持ちはめっちゃわかります。
ただ、そこに悩んで、転職をあきらめるのはかなりもったいないかなと。
20代から30代前半までの転職でいちばん大切なのは、熱量です!
(もうここは言い切ってしまおうかと!)
スキル・能力より、実は熱い気持ちが重要だったりします。
実際、私も資格ナシの状態で複数の会社から内定を頂きました。
熱量こそが重視されるのは、ワークライフバランス重視のゆとり系「ホワイト転職」です。
20代で年収1千万を目指すような、意識高い系ハイクラス転職は、もちろん高いスキルや説得力のある実績が求められます…
さらに「とりあえず会社辞めたいだけで、熱い想いなんてない」という方の対処法もお伝えしますので、ぜひ読んでってくださいませ。
目次
20代の転職成功に必要なのは熱量!
20代の転職に必要なのは、何より熱量です。
スキル不足だとか、資格を持ってないだとかを理由にあきらめるのはもったいない!
実際、私はTOEIC800点で足切りしている会社に、点数が足りないのに申し込んだことがあります。(←やめとけ)
それでも、「実は800点は持ってませんが、この会社で実現したいことがあります!」と熱く語ったら内定が出ました。笑
というように、20代がホワイト転職を目指す場合において、能力や実績はそれほど重要ではありません。
(ぶっちゃけ、20代という段階では、能力とか実績で圧倒的な差は生まれなかったりするかなと)
転職先で実現したいことに対する想いが強い人こそ、転職を成功させるんです。
そのため、面接では能力や実績も伝えられるに越したことは無いんですが、何より熱い気持ちをしっかり伝えましょう。
どうすれば、熱い気持ちは伝わるのか?
もちろん話す内容が一番大事なのですが、
簡単に工夫できるところで言えば「口調」です。
「冷静に淡々と」というより「テンション高め」がおすすめ。
イメージとしては、仲の良い上司に、自分の大好きな趣味を話すくらいのテンション。
そういう時って、ちょこちょこ敬語が崩れてしまったりしますよね。
それでいいんです。
それこそが、熱量が伝わる口調です。
もしどんな口調かイメージしにくい方は、私がYouTubeで話すときの口調を参考にしてみてください。
「視聴者のみなさんにこの本のおもしろさを伝えたい」という一心で話しているので、恥ずかしながら敬語がバグったりしてますが、熱量は充分に感じていただけると思います。
逆に、ダメなパターン。
自分の気持ちを表現することより、敬語を崩さないことを優先するような話し方をする方がいます。
「とにかくマイナスな印象を持たれたくない」ということで頭が一杯になって、まるで古文のようなカチコチの敬語を使ってしまったりするんですが、それって逆効果でしかないと思います。
厳しいこと言いいますと、
敬語の正しさで内定はとれません。
例えそれが本音で話した内容だったとしても、
きっと面接官からは「この人、本音で話してなさそうだな…」と思われてしまいます。
これは得意先への営業とか、社内でのプレゼンでも同じですが、「伝える」という本質より、「敬語」という手段に重きを置いてしまうと、総じてコミュニケーションは破綻します。
サラタメ
多少敬語が乱れてもOK!言葉に感情を込めることを重視しましょう。
20代の転職者に求められていることとは
なぜ採用側は、スキルより熱量を重視してしまうのか、疑問に思う人もいるでしょう。
その理由は、転職者に求められていることを知れば、自ずと明らかになります。
サラタメ
採用側が20代の転職者に求められていること、
それは「長く勤め続けてくれること」です。
採用側は、採用した人がすぐやめてしまわないかどうかを非常に気にしています。
というのも、人を雇うためには、採用コストとして少なくとも40-50万円という少なくないお金がかかるからです。
せっかく採用した人(特に長く勤務できるはずの若手)が、即やめるということが続いたら、会社としてバカにならない損失になります。
「もしすぐやめられてしまったら、採用計画が狂う…」
そこで面接官が着目するのポイント、それが応募者の熱量です。
だから我々応募者は、なにより感情を熱く伝えることが大切なのです。
能力が高く、実績が充分でも、熱量が感じられないと…
面接官
このように、面接官を迷わせる要因を作ってしまいます。
そもそも、我々が転職活動をしてる時点で、面接官からは「会社をやめることに抵抗が無さそう」と疑われてると思った方がいいです。
その疑いを払拭できるくらいの熱量をしっかり見せるべきです。
経験や能力より、長く勤めてくれそうな熱意が重視される、それが20代転職の特徴なのです。
20代の転職面接で熱く伝えるべき2つのポイント
20代の転職で熱く伝えるべきなのは、この2つ。
- その会社でこそ働きたい理由
- その会社でこそ実現したいこと
1. その会社でこそ働きたい理由
下記2つのポイントを頭で整理して、志望企業でなきゃいけない理由を熱く伝えましょう。
- なぜその業界か?
(他業界ではダメな理由は?) - なぜその会社か?
(他社ではダメな理由は?)
例えば、広告業界の会社を受けるとしたら、
広告代理店・動画制作会社・PR会社・Web広告運用企業・イベント企画会社など、似て非なる種類の会社がたくさんあります。
その中で、どの種類が良くて、どの種類の会社ではダメなのかを、緻密に頭の中で整理しておかないと、面接本番でアタフタすることになります。
志望企業だけじゃなく、その企業周辺の似て非なる業界・企業については入念に調査しておくべきなんです。
特に前職と異なる業界・職種に応募する場合は、かなり根掘り葉掘り聞かれますので要注意。
2. その会社でこそ実現したいこと
転職先で実現したい仕事を伝えましょう。
面接官を納得させるために、大事なポイントは3つ。
- 志望企業でこそ実現できる
- 現職(前職)では実現できない
- 実現に15年-20年という長期間かかりそう
すぐ実現できそうなこと言ってもダメ。
例)宣伝部に所属してテレビCMをつくってみたい
永遠に無理そうな壮大過ぎる夢も微妙。
例)世界No.1ブランドにします
「業界8位から業界トップクラスに」くらい。
そして、そのために考えられる壮大さと実現性のバランスが良いくらいの手段を考えておく。
(ちょっと壮大くらいの方が、採用側に未来を感じさせることできます)
すみません。かなりザックリした例になりますが、このくらいがちょうどいいと思います。
要は、中長期的に実現したい仕事があり、多少青写真であっても、自分自身で実現のための手段を考えている。
「そのくらいの熱量が、自分にはあるんだ」とアピールすることが大事なんです。
熱量が無いなら、まず自分をダマそう
いきなり熱い想いとか言われても、困りますよね…?
わかります。私自身も「とにかくブラックな職場を脱出するために辞めたい」と思っていた部分あるので。
いま、強い想いがない方がやるべきことはひとつ。
サラタメ
自分をもだます勢いで、ESと面接に熱い気持ちを込める!
無理やり熱い感情を込めているうちに、だんだん本当の感情がついてきます。
最初は採用担当者をだましてやろう、というような気持ちで大丈夫!
いつの間にか自分自身が完全にだまされてきます。
今、熱い気持ちがなくてもOK!
まずは本気で演じるところから始めてみてください。
そして、その採用担当者も、
自分をもダマすメッセージを放つためには、
周到な準備が必要になってきます。
ここからは事前準備の大事なポイントについて、触れていきます。
20代の転職で成功するための事前準備 4つのポイント
20代の転職を成功させるためには、事前準備がめっちゃ大切。
事前準備のポイントは4つ。
- 転職したい理由を整理する
- 全体スケジュールを把握する
- 志望企業を調べ尽くす
- 転職エージェントも活用してみる
【20代の転職のポイント1】
転職したい理由を整理する
まずは転職したい理由を整理することから始めましょう。
給料?人間関係?やりがい?安定?
なんでも構いません。
自分自身の思考の整理なので、キレイゴトである必要もありません。
何が、今の会社をやめたい最大の原因なのか?
これは必ず特定しましょう。
それが自分自身で譲れない『転職の軸』を固めることにもつながりますし、面接でほぼ必ず聞かれる質問でもありますので、避けては通れないテーマです。
ここでの思考の整理を疎かにしてしまうと、採用企業にも、転職エージェントにもいいように扱われてしまい、
また前職と同じような課題を抱える会社を選ぶ、なんて事態に陥りかねません。
【20代の転職成功のポイント2】
全体スケジュールを把握する
特に初めての転職の方は、転職の全体像を理解する事から始めましょう。
一般的に、転職には6ヶ月ほど時間がかかります。
スケジューリングに失敗すると下記のようなトラブルも…
- 退職希望時期と繁忙期がかぶり、執拗な引き止め
- 引き継ぎ期間がしっかり取れず、恨まれながら退職
詳細は↓の記事をチェックしてください。
【完全ガイド】転職活動の進め方|準備や始め方、自己分析の方法から流れまで徹底解説します| サラタメのホワイト転職【20代の転職成功のポイント3】
志望企業を調べ尽くす
求人広告に記載されてる内容以外にも、確認すべき点はたくさんあります。
(逆に求人広告は、企業にとって都合の良い情報しか載っていないので、疑いながら見た方がいい)
例)企業文化・やりがい・年収・ワークライフバランス・強み&弱み
企業のWebサイトやIR(投資家向け)資料などを確認するのが王道です。
あとは下記記事で紹介しているopenworkも、内部事情を知れるので、絶対見ておいた方がいいです。
【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト
また、私はかなり臆病なので、どうにか人ヅテで志望業界で働く人を探し、直接会って、本音ぶっちゃけトークをヒアリングしたりしました。
【20代の転職成功のポイント4】
転職エージェントも活用してみる
忙しくて入念に情報収集する時間が確保できないような方は、転職エージェントを活用してみてください。
転職エージェントは、とにかく自分の
①転職の軸
②転職のスケジュール
以上の2点さえ明確に伝えれることができれば、あなたに合った企業を探してきてくれます。
↓個人的なおすすめ
【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト
転職エージェントは、採用する企業側とつながってる存在なので、openworkのような生々しい内部情報はなかなか教えてくれませんが、
今までどういう人材が志望企業に採用されているか、という採用実績は教えてくれます。
なので、志望企業が固まってる人も活用してみると、書類審査・面接をどう攻略すればいいか、というヒントを教えてもらえたりします。
いろいろと面倒な手続きや企業選びのサポートをしてくれるので、「在職中に転職活動したいけど、忙し過ぎる!」って人に最適です。
【サラタメ的まとめ】
20代で転職した、その後にも熱い想いは大事
今回は20代の転職で、実は熱い想いが大事だという話をさせていただきました。
採用側に「長く勤めてほしい」と思われてる20代だからこそ、
能力やスキルも大事ですが、熱量を伝えていきましょう。
そして、その熱量が大事になってくるのは、なにもESや面接の時だけではありません。
転職したあと、その会社で活躍するためにも、熱い想いはめっちゃ大事です。
私も転職の準備で、自分をもダマすくらいに、志望企業に入りたい理由を整理し尽くしたからこそ、今も楽しく働けています。
面接で語った「実現したいこと」に一つずつ挑戦しています。
サラタメ
最初は熱い想いが無くても、ある風で大丈夫です。笑
自分をダマすくらいの入念な準備で、きっとあなたに熱量は宿ります!
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)