【転職ノウハウ】面接官の心を震わせる「志望理由」のつくり方

志望理由の作り方

サラタメさん

ブラック企業→倍率100倍のホワイト企業に転職を成功させて、転職特化Youtuber(登録者約10万人)してるサラタメが実体験&300名以上(転職経験者・採用担当者など)のガチ取材を元に解説します!
結論
  • 志望理由で目指すべきゴールは「長く働き続けることの証明」
  • 志望理由は「①自分の転職の軸」「②志望企業の魅力」「③マッチング」の三段構成にする
  • 「①会社説明ではダメ」「②欲望丸出しではダメ」という志望理由の落とし穴に注意する

今回は、転職活動における「志望理由のつくり方」を解説します。

採用担当者の心を、震わすような志望理由は

  1. 自分の転職の軸
  2. 志望企業の魅力
  3. マッチング

の三段構成でつくってください。

ただこれだけでは具体的な実践方法がわからないと思いますので、より詳細に解説していきます。

志望理由の作り方は、絶対抑えておかないといけない、超重要ポイントですので、現在、転職活動中という方には必見の内容です。

ではいきましょう!


志望理由で目指すべきゴールは「長く働き続けることの証明」

志望理由は「長く働き続けることの証明」

そもそもの大前提、志望理由で目指すべきゴールは「長く働き続けることの証明」です。

転職希望者

私は御社で、ずっと働き続ける意思がありますよ!

と採用担当者に向けて証明すること、
それこそが志望理由づくりのゴールなんです。

自己PRで目指すべきゴールは「活躍できることの証明」

自己PRは「活躍できることの証明」

「自己PR」は、その志望企業で「活躍できることの証明」がゴールです。

転職希望者

私は御社に入って、ちゃんと与えられた仕事を、遂行することができますよ!

と採用担当者に向けて証明すること、それももちろん大事なことです。

【3つのコツを伝授】転職面接で使える 自己PRの書き方|サラタメのホワイト転職

自己PRだけでは内定は勝ち取れない

自己PRだけでは内定は獲得できない

ただ自己PRだけが完璧でも、内定は勝ち取れません。

なぜなら、自己PRだけが完璧でも、志望理由がダメダメだと、採用側に

採用担当者

この人、確かに優秀そうだけど、またすぐ転職しそうだな。

と思われてしまうからです。

ご存知の方も多いと思いますが、
人を採用するコストは非常に高くつきます。

転職サイトに広告を出したり、提携してる転職エージェントに報酬を払ったりしていたら、1人採用するのに平気で100万単位のお金がかかります。

人を採用するには100万円単位のお金が必要

そのため採用側としては、自分の会社に定着せずに、またすぐ他の会社に転職されたら非常に困るわけです。

採用担当者

この人は、ちゃんと長いこと、ウチの会社で働き続けてくれるだろうか?

という採用担当者の不安を取り除くために、我々応募者は

大丈夫です!私は御社でずーっと働き続けますよ!

転職希望者

とアピールして、採用側を安心させてあげないといけません。

つまり、活躍できることを証明する「自己PR」だけではなく、長く働き続けることを証明する「志望理由」もきちんと伝えないと内定がもらえないんです。

理想的な志望理由の三段構成

理想的な志望理由の三段構成

採用側の心を震わせるような志望理由は、

  1. 自分の転職の軸
  2. 志望企業の魅力
  3. マッチング

という三段構成になっています。

転職の軸というのは、要は、今回の転職において、自分が必ず実現させたい最優先事項のことです。

その自分なりの強い希望を、まず最初に語ります。

そこから続いて、志望企業の魅力。

要は、志望企業のことを自分の「転職の軸」に沿った形でホメちぎろう、ということです。

そして最後にまとめとして、マッチングで締めます。

自分がこれから働く上で、最優先にしたい転職の軸と、御社の魅力がマッチしていると伝えます。

こんな流れで、志望理由を、採用担当者に伝えてあげればいいんです。

転職の軸の決め方【転職の軸の作り方】軸の作り方を3ステップで例文とともに解説

【リアルな例】広告代理店からメーカーに転職したい場合

サラタメの実例

ここからは私サラタメだったら、実際にこうするという実例もお伝えしちゃいます。

例えば私が、広告代理店で働いていたんだけど、どこかのメーカーに転職したいとします。

そうしたら、まず転職の軸は、

サラタメ

強い自社商品を持っている企業に転職したいんです!

と伝えます。

それも転職の軸をただ話すだけではなく、自分なりのオリジナルエピソードをまじえながら話します。

例えば、

サラタメ

今まで広告代理店で、いろんな企業の宣伝活動をサポートしてきました。

ただ、どうしても自社商品ではないので、浅い関わり方になってしまいました。
例えば、宣伝云々ではなく、その商品自体をもっと改善した方がいいのに、というアイデアが浮かんでも、自社の商品ではないので、どうすることもできませんでした。
それで商品の、そもそもの企画の部分から、プロモーションにまで携わる仕事がしたいと思い始めたんです。
そのような経験から、強い自社商品を持っている企業に転職したいと考えています。

という感じです。

続いて、「志望企業の魅力」では、その転職の軸に沿って、志望企業をホメます。

例えば、志望企業に独自性のある商品があれば、実際に使ってみてのリアルな感想をまじえながらホメちぎって

サラタメ

ぜひこんな商品をプロモーションしてみたいです。
そのくらい独自性のある、素晴らしい商品を御社は持っていると感じています。

と伝えます。

そして最後に、まとめとして、

サラタメ

「強い自社商品のある企業で働きたい」という自分の転職の軸と、「独自性のある商品を持っている」という御社の魅力は、マッチしています。
だから、ぜひ御社に入社したいです。入社したら、この商品を、こんな風にプロモーションしてみたいと考えています。

といった感じで締めると、かなり強い志望理由になると思います。

陥りやすい志望理由の落とし穴

陥りやすい志望理由の落とし穴

もうこれだけでも充分、洗練された志望理由がつくれるかとは思うんですが、念には念を。

ということで、陥りやすい志望理由の落とし穴もお伝えしておきます。

  1. 会社説明ではダメ
  2. 欲望丸出しではダメ

という2点です。

①会社説明ではダメ

会社説明ではダメ

これは、けっこうやってしまう人が多い落とし穴なんですが、先程の三段構成でいう「②志望企業の魅力」ばかりを伝えてしまうパターンです。

志望企業の魅力をホメちぎるだけで、我々の志望度、本気度が伝わると思ったらそれは大間違いです。

あくまで自分なりの、オリジナルな「転職の軸」が前段としてあって、それに沿った形で、志望企業の魅力をホメるからこそ、志望度の強さが伝わるんです。

ただひたすら、

  • 御社の商品のここが差別化されている
  • 創業者の理念のこういうところが素晴らしい

という志望企業の魅力を並べるだけでは、それはただの会社説明であって、志望理由にはなっていません。

志望理由は、自分なりの転職の軸から始めないと全く相手に刺さらない、ということを覚えておいてください。

②欲望丸出しではダメ

欲望丸出しではダメ

これも非常に悩む人が多いポイントかと思います。

というか、私も悩んでいたポイントです。

欲望丸出しとはどういうことかというと、ぶっちゃけ、転職の軸は欲望にまみれてる場合が大半なんですよ。

  • 「給料を上げたい」というお金の欲望
  • 「残業がない」というラクしたい欲望

突き詰めると、このような欲望が転職の軸になってるケースが多いです。

特に私なんて、ワークライフバランス重視の転職活動をしていたんで、欲望むき出しだったわけです。

それは間違いありません。

ただ、だからといって、
三段構成の初っ端の「転職の軸」のところで、

サラタメ

ワークライフバランスが確保できれば何でもいいです!

と欲望を丸出しにしたら、そりゃほぼ100%、採用側にドン引きされてしまいます。

なので、建前でOKです。

志望企業の、商品やサービスに関わるような「転職の軸」も、建前用として準備した方がいいです。

自分に嘘をつくのは、
後々しんどくなるんでやめましょう。

ただ自分自身でも納得できるような建前としての「転職の軸」は用意すべきだと思います。

建前を用意しておく

建前ではなく、本音(ドロドロとした欲望)を採用側に伝える際には、最低限、ちゃんとオブラートに包んであげた方がいいです。

例えば、

  • 「ワークライフバランスを確保したい」→「自分の時間を確保して、自己研鑽したい」
  • 「給料を上げたい」→「給料は自分の市場価値を測る大事な指標になるので、こだわりたい」

みたいな、ちょっと意識高く見えるような表現方法に変えて、伝えてあげるのが得策です。

欲望を持ってること自体は、
決して悪いことではありません。

ただその欲望を、「そのまま採用側に受け止めてもらおう」というのは、さすがに悪手です。

そのため、伝え方の部分には、
細心の注意を払うべきかと思います。

【サラタメ的まとめ】愛に溢れた志望理由をつくろう!

結論
  • 志望理由で目指すべきゴールは「長く続けることの証明」
  • 志望理由は「①自分の転職の軸」「②志望企業の魅力」「③マッチング」の三段構成にする
  • 「①会社説明ではダメ」「②欲望丸出しではダメ」という志望理由の落とし穴に注意する

ぜひ今回解説したことを念頭に置いて、面接官に「この人ならずっとウチで働いてくれそうだ」と絶大なる安心感を与える、愛に溢れた志望理由をつくっていただければと思います。




最後に…

私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)