【転職のホンネ】メリットとデメリットを解説。年齢や給料はどう関係する?|サラタメのホワイト転職

サラタメさん

ブラック企業→倍率100倍のホワイト企業に転職を成功させて、転職特化Youtuber(登録者約10万人)してるサラタメが実体験&300名以上(転職経験者・採用担当者など)のガチ取材を元に解説します!

結論
手間・お金のデメリットに注意が必要。

ただ、仕事のやりがい・働く環境を改善できるという意味ではメリットが大きい。

【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト

個人的に言えば、

ホワイト企業に転職したことで、めっちゃ人生ハッピーになりましたので、転職にはメリットがてんこ盛りだと思ってます。

ただ、それはその人が置かれている環境によっても大きく変わる話なので、
なるべく冷静に客観的な視点を忘れないように、デメリットもまじえながら、転職のメリットを解説していきたい
と思います。

①やりがい ②環境 ③スキル ④お金

以上の4つのポイントを軸にお伝えしていきます。

やりがい

「やりがい」という点で言えば、メリットがかなり優位。

【GOOD】
挑戦したい業界、職種を選び直せる

新卒の時ももちろん業界分析・企業研究はすると思うんですけど、なんだかんだ実際に働いてみないとわからないこととか、5年くらい社会人経験を積んだからこそわかることってあるじゃないですか。

どうしても会社とのミスマッチって徐々に生まれてくるモノなんです。

そのミスマッチが次第に大きくなり、仕事に対してやりがいを感じられない状態を引き起こします。

実際に転職を経験した今の私からすれば、新卒で入社した会社に定年まで40年間ずっといるなんて、もはや謎の感覚に近いです。

醤油ラーメンが一番好きで、醤油ラーメンしか食べたくない
って言い張ってるけど、実は他の種類のラーメンは食べたことないって人くらい謎です。
味噌ラーメン、とんこつラーメン、つけ麺だってあるのに…

他のラーメンは食べたことない。においくらいはかいだことはあるかな…
でも醤油ラーメン以外は絶対NG!
これってちょっとおかしいですよね。

ラーメンだと、このおかしさってわかるんですけど、就職のこととなると、まだまだ「一つの会社で勤め上げる」っていう感覚が、常識だったりします。

その凝り固まった固定概念は、仕事のやりがいという点では、かなり邪魔になります。

新卒で入った会社に徐々にミスマッチを感じてきてしまうのは、当然のことです。

大事なのは5年くらいの社会人経験を経て、

「自分は何が得意か?」
「どんな時に喜びを感じるか?」

改めて自己分析した上で、業界や職種を選び直すという再調整です。

その調整は、「仕事にやりがいを持つ」という点において、大きなプラスの効果をもたらしてくれます。

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【BAD】
やりたい職種につけるとは限らない

仕事にやりがいを感じるための要因は、「業界」と「職種」の二軸があると思います。

それで「業界」に関しては、問題無いんです。志望する業界をターゲットに転職活動すればいいだけなので。

「食品業界の会社が、1年経ったら不動産業界の会社になってました」なんてことはありえないので、やりがいを感じられそうな「業界」は狙いやすいんです。

しかしながら「職種」となると、話がちょっと難しくなります。

例えば、商品企画に携わるような「マーケター」という職種につきたいとしても、その望みが100%叶う人っていうのは、すでに「マーケター」として実績があって、その実績を引っさげて中途採用された人です。

完全に未経験であれば、商品の特性やビジネスモデルを理解するために、まず営業部に配属されたりすることも。
会社によっては、試験的なものを受けて、マーケターとして選抜される必要があったりするかもしれません。

というように、

仕事のやりがいを求めて、新たな「職種」にチャレンジしようとすると、
場合によっては、その望みが叶えられない、もしくは叶うのに時間がかかる、というケースは大いに考えられるので、注意が必要です。

環境

パワハラ上司に苦しんでるような人にはメリット大きいです。

ただ、転職で環境をリセットするからこそのしんどさもあったり…

【GOOD】
人間関係を清算できる

私のような、パワハラ上司に悩まされてきた人には見逃せないメリットです。
転職によって、パワハラ上司とサヨナラできます。

あと、パワハラ受けた経験がある人ならわかるかと思うんですが、

パワハラで毎日恫喝されちゃうと、いつしかパワハラ上司以外の人たちからも「あんだけ毎日怒られるってことは、サラタメにも何かしら問題があるんじゃない…?」みたいな目で見られるようになって、人間関係が全体的に崩壊していきます。

そんな人間関係を転職によって一気にリセットできる、このメリットは大きいと思います。

私は、ビジネスマンとしてのスキルはそんなに変わってないと思いますが、前職と今の職場では扱われ方が全く違います。

罵倒から賞賛。

「こんなに変わるの!?」ってくらい劇的な変化でした。

【BAD】
新人に逆戻り

会社って3~5年くらいいたら、社内外で顔なじみができたり、知り合いだからこその阿吽の呼吸が生まれたりしますよね。
データ検索とか経費清算のシステムの使い方も慣れてきて、「いちいちマニュアルなんて見る必要無し!」って感じになるかと思います。

それが転職すると、リセットされてしまいます…

特に、社内外に知り合いがいないことで、今まで阿吽の呼吸で、細かく言わなくても伝わってきたことが有難かったんだなと知ることになります。

お互い知らない同士(特に自分は右も左もわからない状態)でのコミュニケーションは、なかなか気疲れします。信頼関係をまたゼロから築いていかないといけないので、楽しめればいいですが、転職して最初の半年くらいは、必要以上の気遣いをしてしまいがちで、疲労感強めです。

この転職組特有の気疲れの対策で、個人的にけっこう大事なのは、「転職組が多い会社に転職する」ってことかと思います。

新卒入社の方が大半を占めるような会社は、その人たちのナワバリ意識が強くて、馴染むのにかなり時間がかかります。(前職がそういう会社だったので、転職組の人はかわいそうだなぁと思って見てました)

私の場合、転職組が過半数というような会社に入ったので、気疲れシーズンはすぐ終わりました。会社としても、そこで働く人たちとしても、中途入社の人への受け入れに慣れていたので、業務のレクチャーなどもかなりスムーズで助かりました。

「転職組の割合が多い会社か?」

↑このポイントは、個人的に会社選びでけっこう大事かなと思います。

【BAD】
時間と体力を奪われる

これは「転職後」というより「転職中」の環境に関してです。
転職活動は間違いなく、あなたの時間と体力を奪っていきます。どんなに効率的にやったとしても、やっぱりある程度の時間と体力を投下しないといけないんです。ラクしてうまくいくっていうもんではありません。

これは酷な話かもしれませんが、(特にブラック企業在職中の方は) 今の仕事にさらにプラスαの負荷がかかることは覚悟する必要があります…

私も終電で帰宅して、そこから転職のための書類作成するみたいなことがありました。
そりゃもうしんどいっちゃしんどいです!ただ、私はどうしてもブラックな職場&パワハラ上司から逃げ出したくて、必死の形相で転職活動続けました。

短期的に苦しむか、長期的に苦しむかの選択と割り切るしかありません。
私はブラック企業で延々と酷使されるくらいなら、短期的に転職活動を頑張って終止符打ちたいと思って、どうにかこうにかやり切りました。

スキル

「スキル」という点に関して言えば、基本的にメリットしかないと思います。

【GOOD】
新たなスキルが身につく

転職はスキルを高めてくれます。「スキルを高める」という狙いのみで転職する人だっているくらいです。

というのも、人間は同じことをずっとやっていても成長が止まってしまうからです。

例えば、営業の仕事を7年くらいやって、ある程度プロフェッショナルとして業務を遂行できるようになる。この7年は大きな成長ができましたと。

ただ、その先10年さらに営業をやり続けても、これは想像がつくと思いますが、そこに最初の7年ほどの大きな成長はありません。

それだったら、広報・マーケティング・経理などの全く毛色の違う仕事をした方が大きく成長できます。(もちろん初心者に戻るので修行の日々が始まりますが…)

また10年くらいかけて、その道でもプロフェッショナルと言われるようなレベルになれば、営業ともう1本軸ができるので、人材としての価値は飛躍的に上がります。

また、仮に転職して、職種が同じ営業だったとしても、「業界」を変えることで、スキルに厚みが増すというパターンもあります。

化粧品業界の営業だけで実績を残してる人より、さらに食品業界の営業でも実績を残してる人の方が、営業マンとして再現性高く実績を残せる人材ということになり、これもまた人材としての価値を高める結果につながります。

転職によって、「職種」「業界」が変わると、もちろん最初は修行の日々が続くので、しんどさもあるんですが、そのしんどさを乗り越えた時には、まず間違いなく人材としての市場価値が高まってるはずです。

【まずは専門性】20代で身につけたいスキルを見極めて、転職へ | サラタメのホワイト転職

【BAD】
下積みに戻ってしまうと…

これは企業選びをミスってしまった時に生じる事態ですが、要はブラック企業に入ってしまったら、スキルもクソも無いってことです。

ブラック企業は、人材を育てるという観点がありません。あなたを「戦死してもOK!代替可能な兵隊」くらいにしか思っていません。そんな会社に入ってしまったら、どんだけ一生懸命働こうが、スキルなんて身につきません。疲弊するだけです。

お金

「スキル・実績」で一つでも誇れるものがある&「複数内定」があれば、待遇を改善できる可能性は非常に高いです。ただ、退職金には注意が必要!

【GOOD】
待遇を改善できる

もちろん転職すれば100%給料が上がる、待遇が改善できる、というわけではありません。

重要なのは、「スキル・実績」「複数の内定」です。

「スキル・実績」に関しては、超ハイスぺであれば最高ですが、私も含め、そんな人ってなかなかいませんよね…どちらかといえば、志望企業が求めるポジションにマッチした「スキル・実績」を持ってることが大事です。

企業側も、優秀というより、とにかく自社に、そして不足したポジションにマッチした人材がほしいので、そこが満たせれば給料を含めた待遇の交渉のステージには立てます。

ただ、注意点としては「複数の内定」が条件になってくることです。

ぶっちゃけた話、

年収600万円はほしいです
とただ伝えるのは、交渉ではなく、ワガママ言ってるだけです。

交渉するためには、

年収600万円の別企業からも内定もらってるんですが、調整は可能ですか?
と伝える必要があるため、交渉材料となる「複数の内定」は必須です。

お金にこだわりがあり、しっかり交渉したい場合は「複数の内定」にこだわりましょう。

あと、自分で直接企業と交渉するのは、けっこう強めのメンタルを持ってないと厳しいので、転職エージェント経由で応募した場合には、転職エージェントに交渉もやってもらうのがオススメです。

【BAD】
給料が下がる可能性も

転職の軸をどこに置くかにもよりますが、給料が落ちる可能性も充分あります。

ちなみに、私の転職の軸は「ワークライフバランス一択」だったので、そこまで給料の優先順位は高くありませんでした。実際、私の転職は給料で言えば微減。家賃補助などの福利厚生も含めるとほぼ同等くらい、という感じでした。

個人的には、超一流企業とか外資系の成果報酬型の企業に行かない限りは、20代後半~30代前半の年収での差なんて微差だと思ってます。

多少年収が下がろうが気にせず、とにかくワークライフバランス重視で企業選びをして、余った時間で①副業ガチる ②マネーリテラシー上げる この2つを進めた方がトータルお得じゃないかなと思っています。

【BAD】
退職金・企業年金に注意

上記の年収の微差は、個人的に気にするに値しないと思うんですが、退職金・企業年金は気をつけた方がいいです。

小難しい話は省略してしまいますが、退職金とか企業年金というものは、勤続年数が長ければ長いほどグングン上がっていく仕組みになっています。

例えば、新卒から同じ会社で勤め上げた場合、
・大企業なら →約2,000万円
・中小企業なら→約1,500万円
くらいもらえるのが平均的です。(けっこうデカいですよね!)

ちょっとこれは各企業の制度次第というところがあるので、あまり確定の話はできませんが、転職したとしても、2社目の勤続年数が30年以上になるのであれば、あまり心配する必要はありません。

ただ、3~4社を転々して勤続年数が10年にも満たないととなると、あなたがもらえる退職金は半減とかになってしまう可能性も充分にあります。

なんなら求人を見渡してみると、「退職金無し」とか堂々と書いてやがる会社もあったりします…

老後の資金を退職金だけに頼るっていう人生プランは微妙だと思いますが、もらえるモンはしっかりもらいましょう!


退職金は、サラリーマンの貴重な特権の一つでもあるので、見過ごすわけにはいきません。ホワイト転職という観点で言えば「退職金なし」なんていう記載がある企業は、絶対NGです。

どうしてもサラリーマンをしてると、「年収」という言葉に踊らされがちですが、待遇面で一番大事なのは、退職金や福利厚生も含めた「生涯年収(サラリーマン人生全体でいくらもらえるか?)」です。

生涯で会社から得られるお金トータルで大きな損をしないように、
・退職金はいくらもらえるのか?(現職&転職先で)
・ボーナスをもらい損ねないためにいつ退職すべきか?
など大きなお金が絡むポイントは、しっかり会社に確認しましょう。

まとめ

今回は、転職のメリットとデメリットについて解説しましたが、結論は下記の通りです。

結論
手間・お金のデメリットには注意が必要。

ただ、やりがい・環境という意味では、転職のメリットって大きいです。

つまり、転職すべき人っていうのは、

①転職に時間、体力を割く覚悟がある
②お金というより、やりがいや働く環境に大きな悩みがある

この2つに当てはまる人かなと思います。

個人的には、何より「①時間と体力が必要」という点を強調したいです。

「ラクに転職しよう」とか「とにかく今の状況から逃れたい」だけで転職を始めちゃうと危険です。そういう藁をも掴むワタワタした人をブラック企業は狙っています。一大決心をして転職したのに、ブラック企業に入ってしまうなんて、一番避けなけきゃいけいない事態です。

転職活動を始めるなら、まず最初にメリット・デメリットを正確に把握することから。

そして「何を優先し、最悪何は捨ててもOKか?」という転職の軸を固めて、転職活動に望みましょう。頭を整理して、自分らしい転職の軸を決めるにはきっと時間も労力もかかるかもしれませんが、それが転職成功への王道です。そういう人はブラック企業に踊らされるようなこともありません。

サラタメ

デメリットを覚悟の上、転職を決意した人の覚悟は強く、その姿勢は書類や面接でも伝わります。ツラいかもですが、一度は必ず転職のデメリットとも向き合ってみてください。応援してます!



最後に…

私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)