サラタメさん
今回は、まだまだ成長が見込まれる注目の業界、「SaaS業界」への転職を実現する方法を解説します。
※対象職種はSaaS業界だからこその営業職である「デジタルセールス」です。
(具体的には、インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスの3つが対象。マーケターやITエンジニアの方は対象外となります。)
サラタメさん
実はこの記事、内容があまりにもマニアックすぎるので(笑)、今まで私の公式LINE登録者さんだけ限定のコンテンツとしていました。
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サラタメさん
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目次
大前提:SaaS企業とは
まず大前提、「SaaS企業って何やねん?」という話から始めさせていただきます。
クソつまんない教科書的に言うと、SaaSは「Software as a Serviceの略称」です。
SaaS企業は「クラウドを活用して、サービスを提供する会社」ですが、具体的には以下のような会社のこと。
- SmartHR
- Sansan
- freee
- ラクス
- SATORI
- Salesforce
など
ではさらに細かく、SaaS企業がやっていること特徴など、以下の内容をみていきましょう。
- SaaS企業がやっていること
- SaaS企業が急成長している理由
- SaaS企業の営業職の特徴
- 営業職が分業化されている理由
- 営業職が分業化されているメリット
SaaS企業がやっていること(事業内容)
こういった企業が何をしているかというと「クラウド上でサービスを提供している」ということです。
クラウド上にサービスサイトを作り、お客さんはそのサービスサイトのマイページにログインすれば、便利なサービスが使えます。
その用途は、以下のようなものです。
- 会計管理
- 人事労務
- 名刺管理
- マーケティングの数値管理
など
サラタメさん
こういう便利なサービスを、以下のように提供することで儲けている、それがSaaS企業でございます。
- マイページにログインすればサービスを利用可能
- そのかわりマイページを使い続ける限りはサブスク形式で毎月課金
SaaS企業が急成長している理由
なぜSaaS企業とやらが急成長してるかというと、シンプルに便利だからです。
10年くらい前だったら、何か便利なITシステムを使おうと思ったら、以下のようなことをしないといけませんでした。
- 家電屋さんにソフトを買いに行って、持って帰ってきてパソコンにインストール
- 自社の中に独自のシステムを構築(オンプレミス)
サラタメさん
しかしSaaS企業が提供するサービスなら、マイページにログインするとすぐ使えます。
しかも使い続ける限り支払いは続くけど、初期費用は圧倒的に安い。
ということで、ここまでをザックリまとめちゃうと、まず以下の2点だけは覚えておいてください。
- クラウド上にサービスサイト作って、ログインしてもらうことで便利なサービス提供する、サブスクで稼いでる企業
- 5年前~10年前までIT業界で主流だった、買い切りソフトや独自システムの構築を、現在進行形でガンガン切り替え続けている存在
SaaS企業の営業職の特徴:分業化されている
もう1点だけ、SaaS業界に転職するとなれば、ぜひ覚えておいてほしい点があります。
「SaaS業界の営業職はデジタルセールスと呼ばれ、なかなかに特殊」「以下の3種類に分かれている」という点です。
- インサイドセールス:新規開拓して、商談のアポを取り付ける
- フィールドセールス:実際に契約を取る
- カスタマーサクセス:契約後のアフターサポートをする
超ザックリで特徴を説明すると、以上のようになります。
サラタメさん
もしあなたが転職するとしたら、営業活動全体を担うわけではなく、3種類のうちどれか一つを選択することになります。
営業職が分業化されている理由
なぜ、このように分業体制が取られているか、超ザックリで言うと、サブスクの継続課金で儲けるビジネスモデルだからです。
つまり営業は営業でも「勢いで一発売り切っちゃえばOK!毎度アリ!」ではありません。
サブスクモデルですから、サービスを契約してもらったその後も末永く使い続けてもらわないと、儲からない。
サラタメさん
そのためには、非常に綿密な営業活動が必要となります。
以下のような内容について、お客さんに寄り添いまくった提案型の営業が求められます。
- いつから
- どんな内容で
- 契約を開始して
- 契約後のアフターサポートはどんな内容にするか
「これを1人で、新規開拓からアフターサポートまで全部やるのは無理やん!」
「じゃあ、それぞれ分担しようぜ!」
ということで分業化されています。
サラタメさん
こんな分業体制、ひと昔前だったら無理だったんですよ。
営業活動を1人でやらずにこんな分業してたら、情報がうまく共有できなくて、とっ散らかってたはず。
ですが、今はもう最先端のITツールでどうにかなっちゃいます。
なにせ、SaaS業界が非常に新しい業界ですから、ITツールを駆使して情報共有をうまいことやっちゃうんです。
だから、SaaS業界でうまくいってる企業はほぼ全て、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの3種類で分業されています。
営業職が分業化されているメリット
なぜこの分業について、大前提の話で触れたかというと、それは転職する人にとってゴッツいメリットの1つだから。
あなたに合った営業スタイルを選べるからです。
というのも営業経験ある方や、今営業をされている方でも、営業という仕事に苦手意識がある方ってけっこういらっしゃると思います。
サラタメさん
ですが、その苦手意識って実はだいたいが分解できるんですよ。
営業そのものが丸ごと苦手ってわけじゃなくて、分解してみると一部だけが苦手だと。
例えば、以下のような感じです。
- ガンガン新規開拓する部分だけがしんどい
- 契約をとるためのクロージングする部分に気が引ける
- お客さんと末永く関係性築き続ける部分が面倒
こんな感じで、だいたい分解できるもんです。
「そうそう!サラタメさん、確かにそうなのよ!」
となった方にとって、SaaS業界は非常にオススメ。
苦手を避けて得意な部分に集中できるという意味で、SaaSのデジタルセールスの分業されてるメリットって、ゴッツいんですよ。
SaaS業界に転職するメリット5つ
続いて、SaaS業界に転職するメリットについてお伝えします。
結論、以下の5つ。
- 間口が広い
- 年収がけっこう高い
- 希少なスキルが身につく
- フラットな社風
- 営業スタイルが選べる
まず、これらのメリットが生まれる背景からお伝えします。
メリットが生まれる背景
そもそもSaaS業界は急成長業界なのに全然人が足りていない、そんな状況にあるんです。
まず、こちらのグラフをご覧ください。
この通り、順調に成長してきました。
2020年に8千億円程度だった市場規模が、現在は1.2兆円ほど、2026年には1.7兆円規模にまでなると予測されています。
サラタメさん
つまり、たった6年で2倍近くにまで成長する市場です。
続いて、こちらの図表を見ていただくとおわかりいただけると思いますが、この成長は今後も続きます。
今の約1兆円規模だけでもスゴいですが、そもそも日本のIT業界の市場規模はその27倍(27兆円分)もあると。
要はSaaビジネスが成長してるといえど、まだ4%程度しか食い込めていないんです。
日本よりSaaSビジネスが進んでるアメリカだと、すでに15%ほど食い込めてるので、少なくともその同じ水準までは到達すると考えて、今の4倍くらいまではまだ成長できる余力がありそうです。
つまりまとめると以下のようになります。
- ここ数年で2倍規模に成長してきた
- これからさらにその4倍くらいに成長する見込みがある、
- 沈みゆく国日本には珍しく爆伸びしてる業界
だからこそ、人が全然足りてないと。
それに関してはdodaさんが出してる、こちらのグラフがわかりやすいです。
青い線が、一般的な営業職の募集求人件数の推移。
オレンジの線が、いわゆる「インサイドセールス」「カスタマーサクセス」といったデジタルセールスの推移です。
青い線に比べて、オレンジの線が爆伸びしてるのが、わかりますよね。
一般的な営業職の募集と比較して、デジタルセールスはなんと12倍も成長してきたと。
さらに続いて、こちらの円グラフもご覧ください。
こちらは今年2023年に、SaaS企業の採用担当者1005人にヒアリングしたデータです。
ご覧の通り87.3%、約9割の人事担当者が今もなお積極的に採用したいと。
サラタメさん
こんな状況なんです。
業界としてめっちゃ成長してるからめっちゃ採用してきたけど、それでも全然人が足りない状況!
だからこそ、メリットにつながります。
メリット1:間口が広い
ここからメリットの解説に入っていきます。
まず1つ目、間口が広い(=転職で入り込みやすい)。
先ほどお見せした通り、デジタルセールスの求人が2019年から12倍になってます。
なのに、「デジタルセールス」って言葉すら知らない人が世間の大半。
多くの人がまだまだ、「デジタルセールス何それ?」状態です。
なので、まだ入り込みやすいと。
具体的には、大卒で営業経験1年でもあれば、全然チャンスありです。
サラタメさん
ただ、今後はわかりません。
あと4~5年もたって、人員が埋まってきたら厳しくなるでしょう。
営業経験だけじゃダメで、
「営業の中でも法人向けの、無形商材の営業を最低2年以上経験してなきゃ、応募書類で足切り」
というくらいの狭き門になっていくことが予想されます。
メリット2:年収が高め
続いて2つ目のメリットは、年収がけっこう高め、というもの。
結論、業界未経験からでも入りやすい日系のSaaS企業の相場で言うと、だいたい500~700万円くらいです。※役職の無い一般社員の場合
サラタメさん
かなり優秀だと、プレイヤー層でも1000万円超えできるチャンス有りです!
マネジメント層(管理職)になると、だいたい800~1000万円オーバーくらいのイメージ。
けっこう高めです。
最近、SaaS企業の一つ「Sansan」が新入社員の年収を10%以上増やして、560万にしたと話題にもなってましたね。
新入社員の年収560万円は、スゴいですよね。
大手企業でもそうそうないレベルです。
サラタメさん
日本最高クラスの年収を出す企業がSaaS業界から生まれてることからも、待遇が恵まれてることがわかります。
ただ、なぜ私が「年収めっちゃ高いぞ!」とまで言い切らずに、「けっこう高いよ」くらいのやや控えめな表現をしてるかというと、2つ注意点があるから。
まず1つ目が、今までの経験によって転職直後は年収下がる可能性もある、という点。
具体的には、以下のような無形商材の営業経験があれば、年収は上がる可能性が高いです。
- ITシステム
- ネット広告
- 人材系
など
逆に、有形商材の営業経験しかないと、内定は取れますけど、一旦年収が下がる可能性が高いです。
- 食品
- 自動車部品
など
あともう1つの注意点は、もっと年収高い業界はあるよ、という点。
具体的には、コンサル業界とM&A業界です。
この2つの業界のほうが年収レンジは高いですし、営業経験あれば転職できるチャンスあります。
なので転職の軸が「とにかく金!年収上げたいねん!」という方であれば、SaaSよりコンサルとかM&A業界のほうがいいかもしれません。
サラタメさん
つまり、SaaS業界の年収はあくまで「やや高いレベル」であって、魅力はそのバランスの良さなんです。
なにせコンサルやM&A業界などは、年収はトップクラスですけど転職の難易度も高いし、かなりハードワークですし、評価も厳しかったりしますから。
それに比べたら、SaaSのほうが入社難易度も働き方もマイルドです。
サラタメさん
間口の広さと働きやすさを踏まえると、非常に「バランスがいい業界」と言えるかなと。
ちゃんとスキルアップしていけば、年収1000万円まで全然目指せますしね。
メリット3:希少なスキルが身につく
続いて3つ目のメリットは、希少なスキルが身につくというもの。
成長業界ですから当然ですよね。
これからまだまだ成長していく業界に早めに入り込んで、場数をある程度踏んでおけば、
その業界での経験自体が希少なスキルになって、その後の転職も困らないようになる。
キャリア形成において、鉄板のセオリーです。
サラタメさん
今、40~50代のおじさんサラリーマンでオイシイ想いしてる人って、
この20年を、爆伸び業界だったインターネット業界やネット広告業界に捧げた人たちじゃないですか。
そういうおいしいポジションに居座るとしたら、今現在それに該当するのが市場の成長率からしてSaaS業界なんです。
メリット4:フラットな社風
続いて4つ目のメリットは、フラットな社風、というもの。
要は伝統的大企業のように「トップダウンで決まったことをやる」「新しいことをやるには何度も稟議が必要」みたいな業界ではないと。
なにせ新しい業界ですし、いわゆるスタートアップ企業が中心の業界ですから、決められたルールを守ることが全てという社風ではありません。
逆に「会社のルールは、これからみんなでつくっていこうぜ!」という会社が大半。
サラタメさん
大企業を一回経験して、あのガッチガチガンジガラメな雰囲気に、息苦しさを感じてる人にはオススメです!
(私も一社目が大企業だったのでわかりますが…笑)
メリット5:自分に合った営業スタイルを選べる
そして最後、5つ目のメリットは、自分に合った営業スタイルを選べる、というもの。
以下の3種類に、採用の「募集段階」から分かれますと。
- 新規開拓のインサイドセールス
- クロージングのフィールドセールス
- 契約後のサポートをするカスタマーサクセス
だからこそ自分の苦手を避けて、自分の強みに特化した営業スタイルを選べますよ、という強みがあります。
しかし、3種類のデジタルセールスの業務内容をより深く理解しないと、なかなかわかりづらいメリットかと思います。
サラタメさん
ですのでここからは、詳細に解説します。
SaaS業界 3つの営業スタイル
デジタルセールス3種類それぞれの業務内容と、どんな人だと適性があるのかという点について、迫ってまいります。
先に、ザックリの結論を行ってしまうと以下のとおりです。
- インサイドセールスは「効率的な聞き上手」
- フィールドセールスは「トーク上手な点取り屋」
- カスタマーサクセスは「おせっかいリーダー」
インサイドセールス
では、まずインサイドセールスから参ります。
超雑に説明すると、インサイドのセールスですから「内勤営業」です。
社内から、電話・メール・Web会議ツール(TeamsやZoom等)を使って、営業するお仕事。
営業全体の中でいうと、導入部分を担います。
サラタメさん
お客さんへの「初期対応&ヒアリング」がメインで、逆に「クロージング」と言われる売り込むところはやりません。
クロージングして契約のハンコをもらうところは、次のフィールドセールスの仕事なので、以下の部分までが仕事です。
- 新規のお客さんに対してどんな悩みがあるかを聞いて
- 情報を引き出しつつ良好な関係性を築いて
- フィールドセールスにパスする
で、より詳細に言うと、インサイドセールスの中にも以下の2種類があります。
- 問い合わせをくれたお客さんに対応するSDR(Sales Development Representative)
- 完全な新規開拓のBDR(Business Development Representative)
このSDR、BDRっていう単語自体は覚えなくてもいいですが、2種類に分かれることだけは覚えておいてください。
SDRとは
SDRは「反響型」とも言われますが、問い合わせに対応する形。
だいたいのSaaS企業が、インサイドセールスの手前にマーケティング部を設置しています。
そのマーケティング部がテレビCMをやったり、企業向けのセミナーを開催したりして、サービスに興味を持ったお客さんが問い合わせをくれる。
その問い合わせをくれたお客さんの情報を引き出しつつ、フィールドセールスにパスするのが反響型であるSDRのお仕事です。
BDRとは
一方、BDRは完全なる新規開拓。
自分でSNSやマーケティングツールを活用しながら、以下のようなところから始めるお仕事。
- 誰に営業を仕掛けるか
- その見込み客を探す
ここまでのまとめ
要は、以下の2点です。
- インサイドセールスと一口に言っても、SDRとBDRがある
- (だいたいのSaaS企業がマーケティング部をつくっているので)一般的にインサイドセールスと言えば、反響型のSDRを指している
いざ転職活動するとなったら、志望企業が募集してるインサイドセールスがSDRとBDR、どちらを意味しているのか、必ず確認しておくべきです。。
サラタメさん
求人情報から読み解くか、エージェントさんから聞き出しましょう。そのほうが間違いなく内定確率高まります。
インサイドセールスに合う人(適性)
どんな人がインサイドセールスに合うかっていうと、結論、「効率的な聞き上手」さんです。
具体的に言えば、新規開拓営業をゲーム感覚でできちゃう人。
というのも、新規のお客さんはまだサービスを利用する意欲がそんなに高くないので、断られたりすることも多いです。
バンバン断られたとしても、それをもはや確率論のゲームだと割り切れるかどうかが大事。
サラタメさん
新規開拓ゲームだと割り切って、自分の対応方法をPDCA回して改善できちゃうような人がマッチします。
あと、インサイドセールスはあくまで提案やクロージングをする段階ではなく、まだヒアリング段階です。
なので、セールストークが上手な人よりも、聞き上手で相手に気持ちよく話させてあげられるような人が、マッチします。
それらをまとめると、つまり「効率的な聞き上手」さんがマッチする、ということになります。
フィールドセールス
続いてフィールドセールスです。
フィールドセールスは一言で言えば、クロージングする人。
売上に直結する契約のハンコをもらうお仕事です。
フィールドセールスの具体的内容
より具体的には、まずインサイドセールスがお客さんの情報を引き出して、受注の可能性がありそうか、精査してパスしてくれると。
なので出たとこ勝負ではなく、受注の可能性がありそうなお客さんに対してクロージングを仕掛けられます。
サラタメさん
これが分業化してる価値ですよね。
一般的な営業活動よりは、だいぶクロージングがやりやすいはずです。
あと補足ですが、今はコロナ時代を経て(会社によりますが)フィールドセールスといえど、zoomで商談することが多いみたいです。
言葉だけ見るとインサイドセールスは内勤、フィールドセールスはお客さんのところに訪問、みたいに感じますが、そうではありません。
インサイドセールスはヒアリング、フィールドセールスはクロージングと、あくまで「役割」で分業されている、ということです。
フィールドセールスに合う人(適性)
適性についてですが、どんな人がマッチするかっていうと結論、「トーク上手な点取り屋」さん。
とにかく、クロージングに気後れしない人です。
クロージングは捉え方によっては、けっこう「売り込んでる」感が強くて苦手な人多かったりしますが、逆にそこが楽しい人。
サラタメさん
なにせ売上に直結する&営業マンとしての腕が試される大事な部分です。
良くも悪くも、インサイドセールスとカスタマーサクセスに比べて、個人の成果がわかりやすい。
そのヒリヒリ感を楽しめる人が、向いてます。
そしてお金に絡む交渉ですから、決裁担当者(得意先のキーマン)からYESを引き出すだけのセールストーク力が無いと務まりません。
それらをまとめると「トーク上手な点取り屋」さんです。多くの方がイメージする「THE営業マンな人」がマッチする、ということ。
カスタマーサクセス
最後は、カスタマーサクセス。
カスタマーサクセスに仕事内容は、SaaS業界ならではです。一言で言えば、解約率を下げるためのお仕事。
サービスを利用してくれているお客さんに、なるべく末永く使い続けてもらえるよう、お客さんを“積極的に”サポートします。
カスタマーサクセスの具体的な内容
カスタマーサクセスの仕事内容って、似たようなカスタマーサポート、いわゆる「お客様相談窓口」と勘違いされがちですが、全く別モノです。
わかりやすく言えば、カスタマーサポートはあくまで受動的。
サラタメさん
サービスの使い方がわからないお客さんから電話が来て、それに対応するだけです。
一方で、SaaSのカスタマーサクセスは積極的&能動的。こちらから連絡するんです。
というのも、以下のようなお客さんのサービス利用状況が全部わかります。
- マイページにどれだけログインしてるか
- どの機能を使っているか
- どの機能を使えてないか
など
このお客さんのサービス利用状況を見て、サポートというかコンサルします。
サラタメさん
けっこう高度なお仕事なんです。
そもそも自分自身が、自社サービスの機能を知り尽くしてないと話になりません。
加えて、カスタマーサクセスですから、お客さんをサクセス(=成功)に導かないといけない。
となると、「お客さんがどうなったら成功と言えるのか?」という、深い顧客理解も必要になります。
サラタメさん
競争が熾烈になりつつあるSaaS業界において、サービスサイトの機能だけで差別化するのがなかなか難しくなってきてる中で、ライバル企業との勝敗を分ける重要なお仕事だ、ということを覚えておいてください。
カスタマーサクセスに合う人(適性)
カスタマーサクセスの適性について、どんな人がマッチするかというと、結論「おせっかいリーダー」な人。
そもそもお客さんの成功を考えて伴走してあげる仕事ですから、相手が何に困っているかを考えられる、おせっかいな人がマッチします。
また、主導権を握りながらプロジェクトを推進するようなリーダーシップも必要です。
なぜなら、カスタマーサクセスで求められる「おせっかい」はかなり高度だから。
例えば、担当企業さんがうまくサービスを活用できてなかったら、自ら担当企業の担当部署の人たちを集めて、勉強会を実施するようなことも求められます。
サラタメさん
それらをまとめると、つまり、「おせっかいリーダー」な人がマッチする、ということになります。
ここまでで、デジタルセールス3種類についていろいろお伝えしましたが、
これだけは、必ず覚えておいてほしいのが「3種類でやる仕事内容も適性も、全くもって違う」ということ。
その中でも特に、インサイドセールスとカスタマーサクセスは特殊です。
一般的に営業マンのイメージって「トーク上手な点取り屋」な人、いわゆるフィールドセールスに適性があるような人をイメージしがち。
ですが、SaaS業界のインサイドセールスとカスタマーサクセスの募集に関しては、全く別タイプの人を求めているんです。
サラタメさん
つまり「自分は営業が苦手だ」と感じてる人であっても、ピッタリマッチする可能性がある、ということなんです。
SaaS業界への転職で内定をとれる人の条件
ここまでで「SaaS転職のメリット」「デジタルセールスの仕事内容」をご覧いただいて、
ポジティブに興味持ってくださった方が、次に気になるのは「で、オレでも内定とれんのかい?」って話ですよね。
その点、迫ってまいりましょう!
「SaaS転職で内定とれる人の条件」について、以下の2つに分けて解説します。
- 実績とか肩書といった「スペック面」
- 気持ちとか性格的な「マインド面」
スペック面
まず「スペック面」の結論は以下のとおりです。
- 四年制の大学卒で営業経験がある人
- 若い人も有利
営業経験に関しては、やはり「無形商材の法人営業経験者」が一番内定確率高いです。
個人向けより法人向け営業、有形商材より無形商材、が強いのはテッパン。
(そりゃそうです。SaaSのデジタルセールスが「無形商材の法人営業」なので)
あとは、ルートセールスより新規開拓経験がある人のほうが、やや確率は高まるかな~くらいの感じ。
サラタメさん
とりあえず営業経験さえあれば、現時点の人手不足な状況であれば、全然チャンスはあります。
あとぶっちゃけた話、大学卒かどうかも見てないようで見てますし、そして若さも見られちゃいます。
なにせ、SaaS企業は会社自体が若いところが多いので、若い人を好みがち。
20代が有利。30代前半でもまだどうにか間に合うかな。くらいのイメージ。
で、34歳以降くらいとなると、グッと難易度上がりみあす。
サラタメさん
チャンスがあるとすれば、ITリテラシーが高い人ですね。
普通は「35歳以上なら“マネジメント経験”がほしい」みたいになりがちですが、SaaS企業の場合はITツールを使いこなせるかどうか、なんです。
例えば、「Salesforce」ような営業管理ツールを使いながら営業していた人のほうが、マネジメント経験がある人より大事だったりします。
サラタメさん
ザックリまとめちゃうと、
大卒で営業経験ある若手が有利。34歳以降でもITツールを使ってた経験あればチャンスあり。、
って感じです。
マインド面
続いて、スペック面じゃなくてマインド面について、2つだけ触れさせていただきます。
- 「テクノロジーに興味アリ」という人
- 「チームプレー重視」の人
「テクノロジーに興味アリ」という人
まず1つ目、「テクノロジーに興味アリ」という人はマッチします。
なにせSaaSビジネスの根幹にあるのは、テクノロジーを活かしたWebサービスですから、テクノロジーに興奮する人。
例えば、最近話題のChatGPTのニュースをついつい追いかけちゃうし、実際に自分でも触ってみちゃう。
そんな人には、非常にオススメです。
サラタメさん
逆に「AIこわい!人間がAIに置き換えられちゃうよ~」とか嘆いてる人には、絶対オススメしません(笑)
「チームプレー重視」の人
そして2つ目は、「チームプレー重視」の人。
再三お伝えしてます通り、デジタルセールスは分業制なのが非常に大きな特徴です。
なので、個人主義よりチームプレー重視な人がマッチします。
サラタメさん
チームメンバーとしての役割を果たして、みんなで成果を上げて、みんなで喜ぶ、みたいな部活感に魅力を感じる人にはオススメ。
逆に、「全部自分でやりたい!ひとりでできるもん!」という人は別業界のほうがいいかなと。
例えば、以下のような業界がわりと一人で完結しやすいので、オススメです。
- ちょっとハードになっちゃいますが「コンサル業界」
- 似たような入社難易度と年収レンジでいえば「人材紹介業界」
サラタメさん
そういう方も大丈夫です。
この2つの業界についても、サラタメLINE限定動画をご用意してますので、そちらをご覧いただければと思います。
ということで、いかがでしょうか。
なんとなくイメージつかめましたかね。
要はこれらの条件をまとめちゃうと、以下のとおりです。
- 大卒&若い&営業経験アリ&テクノロジーに興味アリ&チームプレー重視の人は、ほぼ確実に内定取れる
- これらの全部の条件に丸ごと該当する人は少ないかもしれませんが、こういう人にとってSaaS業界への転職は非常にオススメ
まとめ
ということで、YouTubeで公開している動画の部分は以上でございます。
サラタメさん
さらにSaaS業界への転職の超実践的なノウハウを凝縮した後半部分の動画も見たい!という方はですね、サラタメLINE限定動画にてご覧ください。
以下の手順で、後半も含めた完全版動画を、もちろん無料でお渡しいたします。
- サラタメLINEに登録
- 3分アンケートにご回答
- 数字のパスワード「7755」と入力
内容も以下のとおりモリモリでございますので、ぜひ見てもらえればと思います。
- SaaS企業の正しい選び方
投資ラウンドで言えばシリーズA以降
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- 実践レベルの内定ノウハウ
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サラタメ的おすすめSaaS業界特化のエージェントは○○
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)