サラタメさん
余計なお世話かもですが!
「今の仕事は楽しくないけど、家庭があるから我慢するしかない」
「子育てもあってバタバタして、なかなか転職活動なんてできない」
私が20代後半~30代前半くらいの方から転職の相談を受けた時、
転職できない理由として一番多く挙がる理由が「家族」です。
というのも結婚をして家庭を持つと、
自分一人の意見だけで意思決定できるわけではないからです。
奥さん、子供はもちろん、奥さんの親族の方など、こう言ってはアレですが、ほぼ他人とも言える人への影響も考えながら、判断をしていかないといけなくなるからです。
私はまだ結婚していませんが、友人や相談しに来てくれた方の話を聞いて、その意思決定の難しさを痛感しています。
なので、家庭がありながら、転職を決断することの難しさは重々承知しています。
ただ承知したうえで、言わせていただきたいんです。
転職をあきらめる理由が唯一「家族」なのであれば、絶対にあきらめないほうがいいかと。
この記事では、結婚して家庭を持つ方が、逆に「家族がいるからこそ」転職したほうがいい理由を2つお伝えさせていただきます。
「家族に言いにくいんだけど、転職を検討している」という方や、少しでも転職希望がある方はぜひ最後まで読んで、転職判断の参考にされてみてください。
目次
「家族」を理由に転職をあきらめちゃいけない2つの理由
- そもそも幸せになるために結婚したから
- 子供があなたの背中を見ているから
【家族を理由に転職をあきらめちゃいけない理由1】
そもそも幸せになるために結婚したから
ひとつ、大事な前提を思い出してほしいんです。
あなたが奥さんと結婚されたのは、きっと二人なら、より幸せになれると思ったからですよね
結婚した方が、お互いの人生がもっと幸せになると信じて、そのために支え合っていこうと誓ったんだと思います。
決して幸せを諦めたり、我慢したりするために結婚したわけではないはずです。
だから、あなたにも奥さんにも、結婚したからあきらめる幸せがあってはいけないと思うんです。
そう考えると、人生の中でもかなり大きな比重を占める仕事に対しても、お互いにベストな状態を目指すことが、本来あるべき結婚の形なのかなと。
「奥さんに文句も言わず、ツラい仕事を我慢する…」
この姿勢って一見、「辛抱強い立派な旦那さん」のように見えますけど、
サラタメ的になかなか辛辣なことを言わせていただくと、結婚の本質を履き違えてる人とも言えるかなと。
本当に立派な旦那さんは、「仕事に対して譲れない自分の価値観を、理解してもらえるまで、しっかり奥さんに伝えられる人」ではないでしょうか。
「オレは我慢する役目なんだ…」とあきらめるのではなく、
自分が本当にやりたい仕事を、奥さんに応援してもらえるよう、あなたの仕事に対する価値観を整理して丁寧に伝えてみてほしいです。
サラタメ
「家族の幸せが第一なんだ!」と考えるのはめちゃくちゃ素晴らしいことです。
ただ、その「家族」に自分自身も入れてあげてください…
【家族を理由に転職をあきらめちゃいけない理由2】
子供があなたの背中を見ているから
もう一つの理由は「子供があなたの背中を見ている」からです。
結婚しているだけじゃなく、さらに子供がいる人は、かなり転職に対して臆病になってしまう傾向にあります。
「収入が不安定になって、子供に苦労かけるわけにはいかない!」
お子さんを想う気持ちは間違いなくステキであって、もちろん誰からも批判されるべきものではありません。
ただ一旦、お子さんの視点になってみてください。
自分自身があなたのお子さんになったとして、考えてみてほしいんです。
もし自分が子供だったとして、親が自分を理由に夢を諦めていたと知ったら、それって何より悲しくないですか。
子供の立場ではどうすることもできませんが、きっとやるせない気持ちになると思います。
私が子供だったら、そんなやるせない気持ちを感じるくらいなら、多少親の収入が不安定だったとしても、親自身が本当にやりたい仕事をやっていてほしいです。
友達の家庭より少しくらい貧乏だったとしても、親が自分の仕事を楽しそうに、誇らしげに語ってくれる方が、全然良いです。
お金がちょっと足りなかったり、忙しくてバタバタしてたとしても、父親が常に「人生を楽しむことをあきらめてない」姿を見せてくれれば、それこそ子供としては、誇らしく思えるはずです。
毎日ツラそうな顔をして仕事に行き、仕事から帰ってくる姿なんて見たくありません。
「給料は我慢の対価」だという良くない仕事観を、身を以て子供に伝えることになってしまいます。
それはきっと、お子さんのためにもならないはず。
「子育てでバタバタしてるのに転職なんて…」と考えている方は、育児も奥さんマル任せにしないステキな旦那さんだと思います。
ただ、子供は育児中以外のあなたのこともよく見ています。
「仕事に行くあなた」「仕事から帰ってきたあなた」をきっと見ています。
ホント余計なお世話ですが、
子供のためだからこそ、自分が心から「これだ!」と思える仕事にチャレンジしてみてほしいです。
サラタメ
父親が「人生を楽しむことをあきらめてない」姿を見せてくれたら、それが一番うれしいですし、その父の背中から学ぶことは、とても多いと思います。
在職中でもできる転職準備のコツ
転職をするには、いまの仕事を辞めないとダメ…?
いや、在職中でも準備は可能です。
というか、私は現職で働きながら転職することを、圧倒的にオススメします。
というのも転職には時間がかかり、場合によっては1年近くかかることだってあります。
(業者がつくってる転職関連サイトには「3ヶ月でOK!」とか書かれてたりしますが、あれはポジショントークが入ってます。早めに転職してもらった方が仲介業者としては得なので)
準備は、早め早めに進めてしまうのが吉です。
書類提出や面接の前の、自己分析や企業研究といった、本格的に転職活動が始まったとは、まだ呼べないようなフェーズでも、諸々の作業にけっこう時間がかかります。
なので「今はまだ、家族に転職のことを言えない…」という状態であっても、まず事前準備に取り掛かってみましょう。
事前準備をしてるうちに、新しく気付くこともきっとあるはずです。
ここからは、在職中にできる転職準備のコツを紹介します。
【転職準備のコツ1】
企業選びにたっぷりと時間を使う
転職をする際は、企業選びにたっぷりと時間を使ってください。
ここを間違えると、自分の要望に全く沿ってない企業に行くために、書類作成や面接の準備をすることになり、時間と体力を消耗します。
就活本やWebの記事にはよく「1ヶ月が目安です」と書かれていますが、私は3ヶ月~半年くらい使ってもいいと考えています。
「自分に合った業界、会社、職種はなんなのか」を丁寧に分析して、それにマッチする企業を探しましょう。
自己分析や今まで自分の業務の棚卸しがおろそかだと、
「転職サイトでもどう条件設定していいかわからない」
「転職エージェントにどんな提案をもらえばいいかわからない」
とグダグダな結果になります。
特に転職エージェントは、『転職の軸』が明確かをよく見ています。
『転職の軸』が明確な人のためには、かなり積極的に動いてくれますが、『転職の軸』がグダグダな人は優先順位を下げられて対応も後回しにされてしまいます。
【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト
【転職準備のコツ2】
ベースの書類作成を先にやっておく
転職活動のベースになる書類作成は、先にやっておきましょう。
志望業界や志望企業が明確な人ほど、求める求人がなかなか出ずに、半年間待ちぼうけを喰らうというケースがよくあります。(私もそうでした…)
転職活動に必要な書類の中でも、以下のものは事前に書きやすいので、用意してしまいましょう。
- 今まで自分がやってきた仕事
(職務経歴) - 業界に対する志望理由
企業によって応募書類のフォーマットが違いますが、それぞれ400字、800字で説明する文章をつくっておけば汎用性があります。
短いバージョンと長いバージョンをつくっておくと、面接でも持ち時間によって使い分けられるので、必ず作っておいた方がいいです。
あと、厳しいこと言わせていただくと、職務経歴は今までの経歴を書くだけなので、書けない理由がありません。
転職検討中なのであれば、今すぐ書き始めてください。
【転職準備のコツ3】
一人模擬面接をやってみる
志望理由をじっくりと考えて、ベースの書類ができたら、それをもとに一人模擬面接を行なってみてください。
転職活動は、本業の傍ら進める人が多いので、人生を左右する大事な局面にも関わらず、忙しいことを言い訳に準備不足のまま臨んでしまう人が多いです。
面接の予定が入る前から、しっかり練習しておけば、ライバルと差がつけられるかと。
- 何を伝えたいかを考える
- 台本を作り、完璧に覚える
- 鏡の前でしっかり声を出して
など、少ない面接の機会をしっかりものにするためにも、メンドくさいかもしれませんが、地味な練習にコツコツ取り組みましょう。
結論:家族のためだからこそ、自分らしい転職を実現させよう
今回は、家族を理由に転職をあきらめてほしくない理由をお伝えしました。
あなたは今、大事に思う家族のために転職をためらってるかもしれません。
ただ、そんなあなただからこそ、家族もあなたのことを同じように大事に思っていて、あなたに我慢の人生を過ごしてほしいとは考えていないはずです。
家族のために我慢するのではなく、家族のためだからこそ、あなたらしい転職を実現させてほしいです。応援してます。
サラタメ
自己分析・企業選びは事前準備ですが、地味にめっちゃ時間かかります…
取り掛かってから気付くこともあるので、行動あるのみです。
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)