サラタメさん
今回はブラック業界4選ということで、サラタメがオススメしない危険な業界について解説していきます。
ブラック企業が非常に多い傾向のあるブラック業界は、「飲食業界」「旅行・宿泊業界」「小売業界」「投資用不動産業界」の4つです。
この4つの業界に所属されている方は気を悪くされるかもしれませんが、そこはすいません。
ただ私は忖度せず、転職を検討されている方が注意すべき業界をお伝えしたいので、ボヤかすことなく断言させていただきます。
サラタメさん
「飲食業界」「旅行・宿泊業界」「小売業界」「投資用不動産業界」この4つの業界は危険です…
もちろんこの4つの業界に所属する全ての企業がブラック企業だなんてことはありえませんが、明らかにブラック企業の数、割合が多いと思います。
ぶっちゃけ、コロナ前でもこの4つの業界がオススメしませんが…コロナの影響でさらに厳しくなってくるかなと。
業績が悪化し、より過酷な労働環境になっていくと予想しています。
ここからはさらに詳しく「ブラック業界にはどんな特徴があるのか」「黒く染まっていってしまう理由」サラタメが挙げた4つの業界が「具体的にどうブラックなのか」、そこらへんをもう少し詳しく解説していきます。
ではいきましょう!
目次
ブラック業界の特徴
サラタメさん
そんなブラック企業がひしめき合っているのが、ブラック業界です。
ブラック業界には、ブラック業界らしいわかりやすい特徴があります。
それは「労働集約型」「競争が激しい」「個人を相手にしている」という3つの特徴です。
ブラック業界の特徴1「労働集約型のビジネス」
「労働集約型のビジネス」と言うとちょっと小難しい言葉のように聞こえるかもしれませんが、
要は「人間の労働力、人間が動き回ることで稼ぐ」ビジネスモデルになっているということです。
ブラック業界に所属する会社のビジネスモデルは「労働集約型」になってることが非常に多いです。
逆にブラックではなく、ホワイト業界の特徴は、資本集約型であったり、知識集約型のビジネスを行っているというものです。
労働集約型と違って、人間が体力を使って動き回るのではなくて、資本(お金)を運用したりとか、最先端のマシーンを動かしたりとか、従業員として働いている人の高度な知識・知見(※)を提供することで、お金を稼ぐビジネスモデルです。
(※)高度な知識とは、マーケティング・IT・法務・財務会計などに関する知識。高年収企業ランキングの常連である「コンサル企業」「M&A関連企業」などが代表例。
資本集約型とか知識集約型のビジネスはうまくいけばいくほど、どんどん効率化してラクになっていくものなんですが、
労働集約型のビジネスは、そうではありません。
うまくいったらいったで、その分たくさんの労働力が必要になってしまうビジネスモデルなので、頑張っても頑張ってもラクにならない。
結局は、従業員が必死こいて動き回って、どうにかするしかないという傾向があります。
ブラック業界の特徴2「競争が激しい」
これは言うまでも無いかもしれませんが、
競争が激しい業界というのは、どうしても熾烈なコスト競争が繰り広げられます。
「誰が一番安くできるか」の戦いです。
そうすると仕入れるモノ・部品とか食材とかは値段が明確に決まってしまっていて、なかなかコストダウンできないので、
結局は「人件費を削ってどうにか競争に打ち勝とう」ということになります。
それが従業員の酷使・ブラックな労働環境につながるわけです。
ライバル会社との熾烈な競争を続けていると利益率はギリギリまで圧迫されて、どうしても最終的にはブラック企業にならざるを得ない状況まで追い込まれてしまうんです。
ブラック業界の特徴3「個人を相手にしている」
その業界、その企業で働くことになって、
日頃商談する相手、仕事をする相手は誰なのかという点をよく確認しましょう。
直接仕事をする得意先が法人・会社ではなく、
一般の個人であればかなり危険信号です。
自分自身も非常に思い当たる節があるんですが、会社の看板を背負って対応する時と、
何の看板も背負わず個人のお客さんとして対応する時ではその態度って結構違いませんか?
私の場合は本当お恥ずかしいですが、
仕事の時と、お客さんになってしまうのでは、理解度が全く違います。
会社の看板を背負ってる時なら「一度聞いたことはもう二度と聞き返したりしないぞ」って勢いで集中して理解しようとしますけど、
プライベートの時なんて、ほんとポンコツで、その理解度はちょうど小学3年生くらいかなという感じです。
一旦、「個人のお客さん」という立場になってしまうと、あまり良いことじゃないですけど、多くの人が小学校低学年くらいの理解度でも許されると思っちゃうんですよ。
ただ私みたいな理解度の低いポンコツタイプならまだマシで、この世の中にはもっと厄介なクレームモンスターみたいな輩もいますからね。
そういうヒステリックなクレームモンスターも、会社の看板を背負ってない個人のお客さんの方が出現率が高くて、その対応を直接しないといけない業界っていうのはどうしてもブラックな労働環境になりがちだったりします。
サラタメがオススメしないブラック業界4選
ブラック業界にありがちな特徴をご理解いただいたところで、ここからは冒頭にお伝えした「飲食業界」「旅行・宿泊業界」「小売業界」「投資用不動産業界」これら4つの業界が、それぞれどうブラックなのかという点について解説していきます。
ブラック業界1 「飲食業界」について
まず「飲食業界」について、もうここはキングオブブラック業界と言えるんじゃないでしょうか。
飲食業界の方にはほんと申し訳ないんですが、
先ほどお伝えしたブラック業界の特徴3つ
「労働集約型」「競争が激しい」「個人を相手にしている」全部ガッポリあてはまっちゃっていますよね。
飲食業界って休日こそ稼ぎ時なので、もともと一般的な休日に休めないっていうこれだけでもややキツいんですけど、
さっきのブラックな特徴にモロ当てはまってしまって、もはやブラック業界であることがある程度知れ渡ってしまっているので常に人員不足。
そもそもの休日の数も少なくなってしまいがちなんです。
しかも人員不足で人数が少なくても、
その働き手の数にお客さんが合わせてくれるわけでもないですから、大繁盛すればするほど疲弊してしまいます。
また、お店が開店してお客さんがなだれ込んできてからも大変ですが、そのお客さんを迎える前に食材の仕入れとか仕込みがあるわけで「いつ寝るの?」って状態ですよね。
しかも、当然ですが一般の個人相手の商売です。
お酒を提供する飲食店であれば、ただでさえモンスター率の高い一般の個人にお酒を投入しちゃうわけですから、その対応を想像しただけでもホントしんどいと思います。
サラタメさん
ごめんなさい…飲食業界はオススメできません。
ブラック業界2 「旅行・宿泊業界」について
「宿泊業界」は、どちらかというとさっきご説明した「飲食業界」にかなり特徴としては近い種類のブラックなんですが、コロナの影響が大きいというグループとして「旅行・宿泊業界」でまとめさせていただきました。
コロナの影響で国内旅行はまだしも、海外旅行は全く先行きが見えない中で、これらの業界はかなり厳しい局面に入ってしまった印象です。
中でも宿泊業界のブラックさは説明不要かなとも思います。
最近、ニュースで「スーパーホテルで働くひとたちが、住み込みで24時間365日拘束された状態にあった」なんてニュースもありましたよね。
「飲食業界」と同様にブラックだと知られているので、人が集まらない。
人員不足だから休めないし、めちゃくちゃ忙しい。
そして忙しく働いたとしても「宿泊業界」も競争バチバチですから、利益削ってどうにかやっているので、結果的に給料は低いという感じです。
私が言うまでもなく、避けられがちな業界かなと思います。
一方で、罠なのが「旅行業界」ですね。
「旅行業界」は結構人気なんですよね。特に何も知らない就活生には。
ただ人気だかなんだか知りませんが、一つ間違いなく言えるのは、給料がめっちゃ安いです。
特定の企業名言っちゃうとアレなので言いませんが、国内でトップクラスに有名で、就職したい企業ランキングとかにも出てくるような企業であっても、平均年収400万円代だったりしますからね。
新卒の就活の時に、語学力があって、旅行が好きなキラキラ系の人たちが内定する傾向があるんで勘違いしちゃいがいちですが、
マジでしんどい業界であり、コロナの影響でより労働環境の悪化が心配される業界とも言えると思います。
ブラック業界3 「小売業界」について
「小売業界」も厳しいですよね。
なにせ競争が熾烈過ぎます。
コンビニもスーパーも「こんなに良いものがこんなに安く買えるの?」っていう消費者としては嬉しい状態になっていますけど、
それは「小売業界」で働くどなたかのブラックな労働環境に支えられているわけです。
これは飲食業界と同様ですが、開店してからももちろんめっちゃ忙しいんですけど、開店前にも仕事はありますからね。
商品の仕入れとか、どの商品をどう設置するか、棚の配置も決めて、それを実際に陳列する、そんなバックヤードの仕事もありますし、
それを少数の正社員と、入れ替わり立ち替わりのパートさんだけで回すわけですから、こちらも飲食業界と同様に「いつ寝るの?」状態になってしまいがちです。
あとコンビニもスーパーも百貨店も、いろんなメーカーの商品を膨大に陳列していて、そうすると不良品って当然混ざってきますよね。
その小売店のミスではなく、メーカー側のミスで不良品が混ざっているケースの方が多いと思いますけど、それはお客さんにとっては関係ないですからね。
まず窓口として、膨大な商品に対するクレームも一旦は受けないといけない、そんなストレスフルな業務も抱えています。
マジきついですね。おすすめできません。
ブラック業界4 「投資不動産業界」について
「投資不動産業界」は、今まで解説してきた3つの業界と比較すると唯一給料は結構高いです。
ただ、基本的に歩合制みたいな感じの給与体系なので、一般の個人のお客さんに「このマンション買ったら儲かりますよ」とか営業して、
たくさん売れたらめっちゃ稼げるし、全然売れなければバイトした方がマシくらいの給料しかもらえないという弱肉強食な仕組みになっています。
なぜ私が投資用不動産業界を絶対おすすめしないかというと、シンプルに「心が死ぬ」からです。
まぁ裏を返せば、完全に心を捨てたサイコパスの人であれば、稼げるってことでもあるんですけど。
というのも、投資用不動産では有名な言葉で「千三つ」というものがあります。
これどういうことかっていうと、1,000の物件があったら、実際に投資して儲かるような、お得な不動産物件は3つくらいしかないっていう意味です。
要は、お客さんに本気でオススメできる物件なんて0.3%しかない、裏を返せば99.7%は「こんな不動産買っても儲かるわけないけどね」と思いながら、お客さんに売ることになるわけです。
売ってナンボ、ダマしてでも不動産を売ることだけが正義の世界で、心が耐えきれるかという話です。
そんな世界ですから、売上ノルマに対する上司からの詰めも半端じゃありません。
売る者だけが正義なんです。
相手をダマしてでも、相手が損することをわかっていようが売る、そんな営業を続けられるメンタルの人ってなかなかいないと思います。
私なら心が即死するので、友人には絶対おすすめしない業界です。
まとめ
はい、ということで今回はブラック業界を暴露というテーマで解説しました。
サラタメがブラック業界を選べと言われたら、「飲食業界」「旅行・宿泊業界」「小売業界」「投資用不動産業界」の4つの業界です。
それぞれの業界に知り合いもいるので、こんな風に言うのは心苦しいですけど、めっちゃ大事なことで多くの人が知っておくべきことだと思ったので、とにかく忖度無しで暴露してみました。
ちなみにブラック業界は共通したブラックな特徴も持っているので、そちらもご紹介しました。
その特徴は3つ。
1つ目は「労働集約型」のビジネスであるという特徴。
人間の労働力、体力を元に稼ぐビジネスモデルになっているので、どんなに頑張っても一向にラクにならないですと。
2つ目は「競争が激しい」という特徴。
熾烈な競争の果てに利益が削られ、その結果、従業員を酷使せざるを得ない状況になってますと。
そして3つ目が「個人を相手にする」という特徴。
会社の看板を背負った人間は大抵お利口さんですが、完全なる一般のお客さんである個人っていうのは、ヒステリックなクレームモンスターになる可能性が高いので、その対応をしないといけないのがしんどいと。
そんなことを解説させていただきました。
最後にサラタメ的補足をさせていただきますと「とはいえ、大事なのは個別の企業」ということです。
どういうことかというと、要は、ブラック業界の中にもホワイト企業はいるし、ホワイト業界の中にもブラック企業はいる、ということです。
だからこそ今回は結論として、具体的な業界の名前も挙げさせていただきましたが、それと一緒に、ブラック業界で共通した特徴もお伝えさせていただきました。
その特徴を踏まえていただいて、「個々の企業でどうなのか」をよくよく見極めてください。
ブラッ業界の中にも「労働集約型」ではなく、資本集約型のビジネスに切り替えられていたり、
熾烈な競争に巻き込まれないように圧倒的なブランド力をつけている企業だってあります。
そんなポジティブな話もありますし、一方で、今回は詳細に言及していませんが、
金融業界とか、IT業界とか、広告業界みたいな、なんとなくイケてるっぽい業界でも、価格競争に巻き込まれていたり、実は馬車馬のように、兵隊のように、従業員を酷使することが利益の源泉になっているようなブラック企業は一定数存在します。
なので今回、私が挙げさせていただいた業界にいるから「オワタ」とか、「オレの所属する業界は大丈夫だったからラッキー」っていうことではなく、どちらかというと、ブラック業界にありがちな特徴の方こそ、よく覚えておいてください。
サラタメさん
どの業界の、どの会社と運命をともにしていくべきなのか?
あなたの人生を左右する大事な決断をする際の、参考にしていただけたらと思います。
今回は以上でございます。
この記事では「業界」に焦点を当てて解説しましたが、下記の記事では「企業」に焦点を当てて分析しています。ブラック企業の見分け方を知りたい方にはこちらもおすすめです。
【警告】本当のブラック企業の特徴とは?転職のプロが見分け方を伝授最後に…
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