サラタメさん
- 入室&自己紹介
- 職務経歴
- 志望動機
- 転職理由
- 逆質問
今回は「転職における面接の大まかな流れ」について、解説していきます。
求職者
いやいや、サラタメさん!9割の面接が同じ流れっていうのは、さすがに言いすぎじゃない?
と思われるかもしれません。
ただ実際に転職で、複数社の面接を受けてみて
サラタメ
ほぼほぼ同じ流れだなぁ。
と感じました。
そもそも採用側は、年間で何十人、何百人と面接をするわけです。
そのため、応募者一人ひとりに合わせたオリジナリティあふれる質問、独自性のある展開なんて、用意してられないんですよ。
膨大な応募者から、求める人材を、正確に選び抜くため、面接の内容は、どんどん無駄な質問が削ぎ落とされていって、効率的な順番に組み替えられていきます。
そうすると、結果的に、どの会社の、どの採用担当者の面接も、だいたい同じ流れに落ち着いてしまう、というのが実際のところです。
そのテッパンとも言われる、転職での面接の流れを知ってるか、知らないかで、面接本番での安心感は全く違ってきます。
その流れを知らずに、面接に臨むのは、目隠しして、車を運転するくらいの自殺行為です。
悲惨な事故を起こさないよう、失敗面接にならないよう、この記事で予習していただければと思います。
ではいきましょう!
目次
面接の流れ5STEP
早速、結論ですが、9割の面接が↑こちらのような流れで進みます。
この流れを把握していただくだけで、かなり安心感を持って、面接本番に臨めるかと思います。
求職者
流れだけわかっても、対応方法まで教えてもらわないと意味ないよ!
サラタメ
ですよね!OKです!
ここからは、さらにみなさんの面接力を高めていただくため、各ステップの注意点も合わせ、詳細に解説していきます。
①入室&自己紹介
これはさすがに、基本的過ぎて言うまでもありませんが、念の為、お伝えしておきます。
軽くノック(3回)をして、面接官から
面接官
どうぞ!
と言われたら、入室します。
部屋に入ったら、
面接官の目を見て、ハキハキした口調で
サラタメ
よろしくお願いします!
と伝えます。
さらにこれも超基本ですが、面接官に促されてから、イスに着席するようにしましょう。
で、着席したら、雑談なんかを挟む面接官もいたりしますが、まず最初に
面接官
では、自己紹介を簡潔にお願いします。
と指示が出るかと思いますので、
簡単に自己紹介しましょう。
この自己紹介で大事なことは、とにかく簡潔に答えること(1分程度が目安)です。
面接と言えど、本質的には会話なので、一方的にダラダラと話すのは、嫌がられます。
まだ手始めの自己紹介なのに、しかも「簡潔に」と注釈を入れられてるにも関わらず、長々と話すのは、自ら「コミュ力がない」と、暴露してるようなものです…。
イメージとしては、こんな感じです。
サラタメ
サラタメと申します。
本日はお時間頂きまして、ありがとうございます。
私は現在、〇〇という会社に勤務しています。
そこで〇〇部に所属しておりまして、〇〇という業務を主に担当しており、〇〇することを得意としております。
本日はよろしくお願いします。
このくらいサッパリした内容で大丈夫です。
採用側として、もし気になるポイントがあれば、この先で絶対質問してくれますからね。
冒頭の自己紹介は、情報を詰め込むより、
とにかく「簡潔さ」を重視するようにしてください。
②職務経歴(自己PR)
ここでまず注意しないといけません。
面接官はぶっちゃけ、私たち求職者が「どんなサラリーマン人生を歩んできたか」というストーリーには、あまり興味がないのです。
面接官は「この人はうちの会社で活躍できるか?」というポイントを気にしています。
そのため、自分の今まで担当してきた仕事を全て、網羅的に話す必要はありません。
我々がやるべきなのは、その志望企業の、「求める人物像」「募集の背景」に合わせて、刺さりそうな業務経験を、強調して伝えることです。
つまり、面接官に「重要と思ってもらえそうな部分」と「そうではない部分」の強弱をハッキリつける、ということ。
「重要と思ってもらえそうな部分」は、「どんな実績を上げたのか?」「その実績を上げるために、どんな自分なりの工夫をしたのか?」、というところまで、みっちり伝える。
「そうではない部分」は、思い切って省略。
大事なのは、このメリハリです。
【3つのコツを伝授】転職面接で使える 自己PRの書き方|サラタメのホワイト転職
③志望動機
志望動機に関する質問では「あなたがその会社に定着するか?」というポイントを見られていると、意識してください。
なので、「私はこの会社で、長く働き続けるつもりがある」と意思表明しないといけないわけです。
そこで最も効果的なのが、自分らしいオリジナルのエピソードを語ることです。
具体的に言えば、
サラタメ
私は学生時代、御社の商品にお世話になっていて、これこれこういうエピソードがあって……
みたいなことです。
逆に、
求職者
御社の売上が拡大してるから。
御社の技術力が、これからの時代を捉えているから。
求職者
こういった誰でも語れるような志望理由は、あなたの熱量が伝わらず、採用側に刺さりにくいです。
志望理由では「長く働き続けるつもりです!」という熱量をぶつける、この点を強く意識しましょう。
あと、これは未経験の業界に転職する時に大事になんですが、「そもそも、なんでその業界に移ろうと思ったか」という話を前段として、語りましょう。
その業界に入る理由について、面接官に納得してもらうことがスタート。
そこをクリアしてから、
サラタメ
その業界の中でも、とりわけ御社に入社したいと思いました。
と企業単体の志望理由に移りましょう。
その方が、圧倒的にわかりやすいです。
面接官として頭が整理しやすいです。
【転職ノウハウ】面接官の心を震わせる「志望理由」のつくり方
④転職理由
「転職理由」とは、要するに「なぜ前の会社をやめようと思ったのか?」という質問です。
大前提として、前の会社の愚痴じみたことは絶対言わないでおきましょう。
面接官は、本音を引き出したいので、ネガティブなことを言わせる方向に、誘導することもあります。
ただ、それに乗っかって愚痴みたいなこと言っても、誰も得しません。
というか、我々応募者としては、内定が遠のくだけ。
なので、ネガティブなことは絶対口に出さず、
<前の会社も素晴らしい>→<ただ私は今後、こういう仕事をしたい・こういう価値観で仕事をしたい>→<それを踏まえると、御社が合っている(前の会社が悪いわけではなく)>
このような感じで、伝えてください。
ここで大事なのは、前の会社と志望企業を比べて、どっちが良い悪いという基準で話をせずに、あくまで、「自分に合ってるかどうか」という基準で話すこと。
あと「転職理由」は、「志望理由」とも深く関連する内容になるので、相互に食い違いがないかを、しっかり確認してください。
志望動機と転職理由の一貫性がないと、あなたの話すこと全体が、信憑性ガタ落ちになります…。
⑤逆質問
逆質問とは何か?
それは、面接の最後にある
面接官
何か質問はありますか?
という質問のこと。
この逆質問に対して
求職者
特にありません。
と返して終わってしまうのは、
かなりもったいないです…。
志望企業にかける想い・熱量が弱く見えて、マイナスの印象につながります。
私が逆質問で、最もオススメしたいのは、
「面接官の発言を活用する」というものです。
これは、面接慣れしていないとやや難しいかもしれません。
例えば、面接官が当日の会話の流れで、「法人営業部の課長だ」と言ってたとしたら、その言葉を使って
サラタメ
〇〇さんは、法人営業部の課長をされてると先ほど、おっしゃっていましたが、私も法人営業に興味がありまして、法人営業部では、どんな方が活躍されていますか?
みたいな質問をするんです。
この逆質問は、会社への強い関心もアピールできますし、その面接官という一人の人間に対しての関心もアピールできます。
やはり質問される側としても、自分自身に興味を持ってもらえたら、悪い気はしません。
また、質問内容も自分に深く関わる話なので、非常に答えやすいはずです。
こんなこと言うと怒られちゃうかもしれないですけど、興味なんかあってもなくても、どうでも良くて、その面接官に、気持ちよく話してもらうことこそが大事です。
「競合他社と比較してホメる」のもおすすめ!
ただ、この「相手の言葉を活用する」という作戦だと、ぶっつけ本番に近いので、けっこう難しいんですよね…。
なので、予備として、決め打ちの質問も持参した方がいいかなと。
そういう意味でおすすめなのは
「競合他社と比較してホメる」という質問です。
例えば
サラタメ
御社は競合のA社と比べて、○○という点で差別化できてると思っていますが、その認識で合っていますでしょうか?もし他に、もっと大きな差別化のポイントがあれば、ぜひ教えていただきたいです。
こんな感じです。
この逆質問は、志望企業の情報だけではなくて、競合他社のこと&その競合他社を含めたポジショニングも含めて、研究してきたというアピールができます。
特定の競合他社と比べた優位性は、公式Webサイトでも詳細に書かれていない情報なので、
面接官
その程度の情報はググってこいよ。
とイラっとされるリスクも防げます。笑
逆質問は、
- 面接官の言葉をうまいこと使う
- 競合他社と比べてホメる
以上の、いずれかの切り口を使うと、面接の最後に、良い感じの盛り上がりを演出できるかと思います。
【補足】突拍子のない質問には冷静に対応する
ひっくり返すようで、すみません…笑
実際に面接を受けてみたら、この9割の流れ以外の、突拍子のない質問も、そりゃたまにあります。
ただ、そんな質問に対して、
慌てて答える必要はありません。
私の場合、予想外の質問が来たときには、
サラタメ
それはちょっと予想外の質問ですね…。
ちょっと考えてもいいですか?
と笑顔でゴマかしながら、
頭の中が整理できてから答えるようにしてました。
面接官側も、突拍子のない質問をするときは、
面接官
変化球的な質問かましてみたぜ。
という自覚があると思うので、即答できなくても、マイナスポイントにはしないはず。
そんな中、勢いに任せて応答してしまうのは得策ではありません。
- 予想外の事態でも、冷静に一旦頭を整理して対応できるか
- 本当にわからなければ、「わからない」と率直に言えるか
そこらへんが見られていると、考えましょう。
突拍子のない質問に対して、慌ててワケのわかんないことを口走るのだけは避けたいところ。
笑ったり、雑談したりと、ゴマかしながら、頭を一旦整理してから答えましょう。
その心構えを持っていれば、
変化球的質問も恐るるに足らず!です!
転職活動の面接に関してよくある質問
転職活動における面接の流れを知りたいです。
転職活動における面接の流れを知りたいです。
大きく分けると5つのステップに分かれます。
①入室&自己紹介→②職務経歴に関する質問→③志望動機→④転職理由→⑤逆質問
それぞれの事項について十分に対策を行い、本番で力を発揮する事が必要です。本記事ではそれぞれの対策方法をまとめています。少しでも不安がある方は是非ご覧ください。
面接の逆質問が苦手です…
確かに、逆質問が苦手な方は多いですね。これは面接慣れしていないと難しいかもしれませんが、「面接官の発言を活用する」「結果的に自分の行動に変化を起こすような質問を投げかける」など、いくつかテクニックがあります。本記事では、私が最もおすすめする「面接官の発言を活用する」方法について紹介しています。逆質問で鋭い質問ができると、面接官から見た転職希望者の印象が変わります。最後の最後でつまずかないためにも、きちんと対策したいですね。
転職活動の面接において、最も大切なことはなんでしょうか?
れは人によって意見が異なると思いますが、「質問事項によってメリハリをつける」ことが大切です。例えば自己紹介で一方的にダラダラと話すのは、面接官が嫌がる最たる例です。一方で、職歴経歴については、ある程度の解像度で話すことが求められます。簡潔に話すべきとはいえ、その志望企業の、「求める人物像」「募集の背景」に合わせて、刺さりそうな業務経験を、強調して伝えることが求められるからです。
「この質問を通して、面接官が一番聞きたいことは何か?」を考えるようにしましょう。
【サラタメ的まとめ】
- 入室&自己紹介
- 職務経歴
- 志望動機
- 転職理由
- 逆質問
超ざっくりで言えば、
9割の面接はこの流れで進みます!
ぜひこの記事を参考にしながら、ガッツリ声出して面接練習をして、自信満々で本番に臨んでくださいませ!微力ながら応援してます!!
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)