サラタメさん
自分が『志望企業とマッチしていること』をアピールする場です。
面接が苦手で悩んでいる方の多くは「そもそも面接とは何をすべき場なのか?」という基本的なポイントを勘違いしてたり……
面接はあくまでも「会社と自分がマッチしている」ことをアピールをする場であって、決して自分のスゴさをドヤ顔で披露する場所ではありません。
この記事では、面接下手な人がやってしまいがちなミスと、一転して面接強者になるための対策を詳しく解説していきます。
目次
面接下手な人は「自分スゴい」アピールばかり…大切なのは志望企業とのマッチング
面接は「自分×志望企業のマッチ具合を伝える場所」だと捉えましょう。
↓まずダメなパターン。
私は○○な性格です。私は○○という実績があります。私は〇〇という資格を持っていて…
「求める人物像」「採用側の意図」を汲み取ろうとしない、自分起点だけのアピールでは、仮にハイスペックな人材だったとしても、
採用側に「優秀な人かもしれないけど、うちの会社には合わないかな…」とか思われてしまったり……
下記のように、相手の状況を起点としたアピールが大事です。
御社のWebサイトに掲載されている中期計画のなかで「〇〇分野に注力する」といった内容を拝見しました。
私は前職で〇〇に関して、約3年間携わって△△という実績を残すことができたので、
御社の中期計画達成の為に、前職の経験を活かせるのではと考えています。
面接官
企業側が欲しい人材は、超人のようなハイスペック人材とは限りません。
というか穏やか系ホワイト企業だと、
個人プレー重視のハイスペ人材が逆に敬遠されることさえあります。
優秀さではなく、志望企業とのマッチ具合をアピールすることが内定への最短ルートだということを、まず前提として覚えておいてください。
【対策】面接下手な人へ送るコツ3つ
面接の場では、自分と企業がマッチしていることをアピールしなければなりません。
アピールする上で大切なのは、
簡単に言うと「相手に合わせる」ことです。
志望企業をよく研究し、面接官をよく見定めて、
自分の話し方や内容をカスタマイズしていきましょう。
もっと具体的に教えて!
サラタメさん
では、3つのポイントをお伝えします。
- 自分の軸をしっかり固める
- ガッチリ台本にして練習する
- 面接官に合わせてカスタマイズ
【面接下手な人の対策1】自分の軸をしっかり固める
まずは、自分の軸をしっかりと固めましょう。
「相手に合わせましょう」とか言うと、
「じゃあ相手次第なんだから、ぶっつけ本番でやったろかい!」とギャンブラーな勘違いをされてしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、
そうじゃありません。逆。真逆です。
というのも自分の軸を固めないことには、相手に合わせることなんてできないからです。
自分の軸が無いままに相手に合わせようとすると、話す内容がブレブレになってしまいます。
サラタメ
自己PRと志望動機の中で、これだけは絶対に伝える!
この場合で言う『軸』を固めるとは、
「自己PR」「志望動機」「転職理由」という鉄板の質問に対する、一本筋の通った回答を用意するということです。
この3つは鉄板の質問なので、事前に回答を用意するのは当然として、
それに加え、それぞれがバラバラに独立してるのではなく、統一性のあるものに仕上げましょう。
一度回答をつくったら、
「自己PR」が「志望動機」を証明していて、その「志望動機」が「転職理由」を証明するといった関係性になってるかどうか確認してください。
そして、それぞれが証明し合って、矛盾していない回答に仕上がるまで、入念に練り上げる。
それが『軸』を固める。ということです。
その軸さえ決まってしまえば、他に突飛な質問をされたとしても、その軸に立ち戻って回答ができます。
▼転職時の「軸」の考え方
【転職の軸の作り方】軸の作り方を3ステップで例文とともに解説まず何より、面接で100%聞かれるであろう「自己PR」「志望動機」「転職理由」の3つに関しては、事前に『軸』と言える状態になるまで、しっかり練り上げましょう。
その『軸』が定まってこそ、面接本番で相手に合わせた柔軟なカスタマイズが可能になるんです。
▼自己PRはこちら
【3つのコツを伝授】転職面接で使える 自己PRの書き方|サラタメのホワイト転職▼志望動機はこちら
【転職ノウハウ】面接官の心を震わせる「志望理由」のつくり方【面接下手な人の対策2】ガッチリ台本にして練習する
自分の『軸』が固まったら、次はそれをガッチリと台本にして練習しましょう。
なんとなくのあらすじだけ考えて、頭の中でイメトレ…
ダメです。それでは全然不十分です。
絶対聞かれるであろう質問に関しては、当日話す内容の完全な台本をつくり、イメトレではなく、家の鏡の前で、ちゃんと声も出して練習してください。
台本もなんとなくではなく、ガッチリ全て頭に入れてから、面接に臨みましょう。
さらに余裕がある方は、
台本の中に間まで作って、逆にガチガチに固めていないように演出する練習までやりましょう。
サラタメ
『あのー』私が…
サラタメ
『そうですね』御社を志望した…
私は、『あのー』『そうですね』など間を作る言葉をどこに組み込むかまで考えて、台本つくっています。
面接官も面接中は、常に集中してるわけではありません。
なので大事なことを言う前や、難しい言葉が続いてしまった際に、適度に「そうですね…」などの間を入れてあげないと、話に付いてこれなくなってきます。(我々にとっては何度も練習した台本ですが、面接官にとっては初めて聞く話なので、当然感覚のギャップは生まれます)
間のとり方まで練習する人はなかなかいませんが、
練習の跡が見えないくらい練習すれば、たとえ根が人見知りの人であっても、あたかもコミュ力強者のように演出することができます。
【面接下手な人の対策3】面接官に合わせてカスタマイズ
間のとり方までガチガチに決めた台本を用意して、家でしっかり声に出して練習したあとは、いよいよ面接です。
面接では担当者をよく見て、その人に合わせた話し方や内容にカスタマイズを行いましょう。
そうです。
冒頭からしつこくお伝えしていますが、面接はあくまで相手とのマッチングをアピールする場です。
なので、家で完璧に練習したきたから、それをそのまま完璧にこなせば、面接通過するというわけではないんです。
当日の面接官の役職、人柄、テンションなどに合わせて、受け答えしましょう。
だいたいの人は練習不足なので、質問内容に答えるだけでいっぱいいっぱいです。
その中で相手に合わせた話し方ができると、面接の結果が大きく変わってきます。
- 人事なのか、役員なのか。
それとも一次面接のサポートをする若手社員なのか。 - 面接に慣れているのか、いないのか。
- 情熱派体育会系なのか、ロジカル理系風な人なのか
面接官A
面接官B
このように相手に合わせたカスタマイズができると、面接の勝率はかなり高まります。
というかハイスペ&実績も充分な方なのに、なぜか面接での勝率が低いっていう人は、この「相手に合わせる」がうまくできてないパターンが多いように思います。
とにかく相手を見て、役職・人柄・テンションに合わせて話すことが大事です。
とはいえ、転職活動の場合、新卒就活のように圧倒的に数をこなすことかほぼ不可能ですよね…
そこで練習になるのが、日頃の業務です。
日頃の業務で「カスタマイズ力」は鍛えていきましょう。
例えば社内で同じ話を通すにしても、相手が「感覚派 or 理論派」「課長 or 社長」「忙しい or ヒマ」によって、内容のカスタマイズが必要ですよね。
いつも決まった定型文では、誰のOKも引き出せないかと思います。
その職場でのカスタマイズが、最高の練習になります。
日頃の業務を面接の練習だと思って、相手に合わせた「カスタマイズ」の感覚を養いましょう。
【実例紹介】サラタメがなぜか「草野球の話」で内定した話
私は今の職場の面接で、
草野球の話をして内定を獲得しました。笑
最終面接では役員クラスの面接官が4名出てきたんですが、その中のキーマンがかなりの人情派タイプだったんです。
途中までは私の話をニコニコと話を聴いてくれていたのに、最後の最後で、
面接官
それに対して「本音で御社に貢献したいと思ってる」とか「御社でこそ自分の力を活かせる」というような回答をしていたんですが、その役員の顔は曇っていく一方…
そこで私は一転して、かなりぶっちゃけたプライベートな理由を話してみました。
口調もかなりラフな感じに変えてみました。
私、実は野球が趣味でして…野球がとにかくめっちゃ好きなんです。
そこで御社はワークライフバランスが整ってると伺っているので、週末は完全に仕事のことを忘れて、思いっきり草野球したいと思っています!笑
サラタメ
普通なら面接で草野球の話なんておっ始めるたら、そんなの狂ってる以外の何者でもありませんが、この話がなぜか役員に刺さって、即内定をもらいました。笑
これはちょっと参考になるか怪しい極端すぎる例ではありますが、やはり相手に合わせた情報を、相手に合わせた話し方できるかで、面接の明暗は大きく分かれます。
ただ単に自分の情報・伝達量を増やしたからといって内定が近付くわけではありません。
相手の興味関心に合わせた話題を、集中的に話すことを意識しましょう。
まとめ【面接のコツ】大切なのは、相手に合わせたカスタマイズ
今回は、面接下手な方がしがちな致命的な勘違いと、その対策について解説しました。
面接下手な人は、面接の場を「自分のスペックをドヤる場所」だと勘違いしています。
そうではなくて、
面接はあくまで、企業や面接官とのマッチングを証明する場所だと捉えてください。
そのマッチ具合をアピールするには、面接官をよく見て、相手の役職・要望・テンションに合わせた情報と話し方を臨機応変に選択することです。
- 自分の軸をしっかり固める
- ガッチリ台本にして練習する
- 面接官に合わせてカスタマイズ
特に相手に合わせて、話し方をカスタマイズするのは、めっちゃ重要。
ハイスペ人材でさえもできてない人がいるからこそ、ここでぜひ差をつけたいところです。(特に私のように普通スペック人材でホワイト転職を実現したい人は)
そのためには決してぶっつけ本番でギャンブルするのではなく、大変ですが台本をみっちり作り込んで、内容を頭に入れる&綿密なリハーサルが必要不可欠です。
ぶっちゃけ面接の秘策として、安い就活本とか転職本に書いてあるような「これを言えば受かる」というような近道はありません。
勝敗を分けるのは、シンプルに努力の量です。
その場に応じて柔軟に内容をカスタマイズできるくらいに、家で練習を積み重ねましょう。
練習あるのみです。
サラタメ
面接もコミュニケーションの一つ。
自分スゴいアピールに執着せずに、相手とのマッチングを意識して、面接官の心をガッチリ掴みましょう!
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)