サラタメさん
「ヘッドハンターからスカウトメールが来たけど返信したほうがいいのかな?」
「企業からスカウトされるって、もしかして結構スゴい?」
転職を希望している方にとって「ヘッドハンターや企業からのスカウトメール」は嬉しいものです。
しかし、スカウトメールは「9割がウソ」であることをご存知でしょうか?
サラタメさん
実は、9割のスカウトメールは「スカウト」ではなく、ただの「広告チラシ」なのです。
そのため転職希望者は、9割の「ウソのスカウトメール」は無視をして、残り1割の「当たりスカウトメール」を見極める必要があります。
本記事では、転職活動マニアであるサラタメが「当たりスカウトメールの見極め方」について徹底解説していきます。
本記事の内容は、転職活動において「常識」であり、重要な基礎となる部分です。
これらを頭に入れておかないと、あなたの「大量の時間と労力」をドブに捨てることになってしまうので、ぜひ最後までご覧ください。
9割の怪しいスカウトメールと1割の当たりスカウトメールを見極める2つの方法
- 本気度が高いかどうか
- 興味がある領域からかどうか
▼動画でチェックしたい方は以下からご覧ください。
目次
転職サイトの怪しいスカウトメールとは?
「スカウトメールの9割はウソだ」という、ショッキングな結論を冒頭で述べました。
この9割の怪しいスカウトメールを見抜くためには、まず「怪しいスカウトメールがどのようなものか」を知っておく必要があります。
大前提として「スカウトメール」とは、転職サイトに登録したら送られてくるメールです。
たとえば、ビズリーチやリクナビNEXT、dodaなどの転職サイトに登録するとします。
すると、転職サイト運営側の人からではなく、ヘッドハンターや企業から「スカウトメール」が届きます。
ヘッドハンターからのスカウトメッセージの内容としては、以下の内容が多いです。
ヘッドハンター
あなたのご経歴を拝見しました。
あなたにピッタリの企業を紹介するので、一度面談しませんか?
一方で募集している企業から直接くるスカウトメッセージの内容としては、以下の内容が多いです。
企業
あなたのご経歴を拝見しました。
ウチはこのようなことをしている企業なんですけど、ぜひ応募しませんか?
上記のようなメールが、年収500〜600万円以上の人材になると膨大に送られてくるようになります。
スカウトメールが送られてくること自体は、さほど問題ではありません。
問題なのは、大量のスカウトメールをみて、自分はすごい人材なのだと「勘違いしてしまう人がいる」ことです。
というのも、送られてくるメールは「スカウト」ではなく「広告チラシ」みたいなものだからです。
ただの集客メールや宣伝DMに過ぎないので、あなたの経歴をじっくり見て、高く評価してくれているわけではありません。
サラタメさん
9割のスカウトメールは「ただのテンプレ一斉送信メール」なので、喜んでいる場合ではないのです。
上記のような「スカウトメールの闇」ともいえる事実を、より理解するためにはその裏側を知る必要があります。
次章では、怪しいスカウトメールの裏側と闇について、より詳しく解説していきましょう。
怪しいスカウトメールの裏側と闇
前章では、9割のスカウトメールは「ただのテンプレ一斉送信メール」であると説明しました。
一斉送信する側が、どのような仕組みを使って、あなたに送っているのかご存知でしょうか?
結論から述べると、私たちが転職先を条件設定して検索するのと同様に、スカウトメールを送る側も条件設定をするだけで「大量に一斉送信」ができてしまうのです。
たとえば、ビズリーチの場合は、登録している人のデータベースで「年齢、職種、経験社数」などを条件設定し、該当した人に向けて一斉送信しています。
より具体的に言えば、データベースを見ながら、下記のようにスカウトメールを送っています。
ヘッドハンター
まず、25歳から28歳の若手層で、法人営業を経験していて、大阪勤務を希望している人で検索っと……40件か。
この40件の人に、いつも使っているテンプレメール文を送信っと。
上記が「怪しいスカウトメール」の送信までの過程であり、10分程度の流れ作業で数十人、数百人にスカウトメールが送ることが出来てしまうのです。
もちろん、流れ作業ではない「当たりスカウトメール」もあります。
あなたの詳細な情報やレジュメを見て、一球入魂のスカウトメールを送ってくれる場合もありますが、私の体感だと「かなり少数」です。
サラタメさん
残念ながら「8割~9割」くらいは、流れ作業で作成した一斉送信のスカウトメールを送っているような状況です。
上記のような「テンプレ一斉送信メール」が、転職活動中の人へスカウトメールが大量に送られていると、下記のような問題が生じ始めます。
- 送り主が偽物のパターン
- 面談を断られるパターン
- 釣り求人のパターン
本章のパターンを理解しておくことで、悪質なスカウトメールであると気づきやすくなるでしょう。
送り主が偽物のパターン
まずは、送り主が「偽物のパターン」です。
スカウトメールをもらったことのある人なら「あるある」かもしれませんが、やたらと立派な役職の人からメールがくるケースが多いです。
サラタメさん
実はあれ、ほとんどのケースが「ウソ」です。
肩書のある人からスカウトが来たほうが「転職希望者の興味を惹く」ので、立派な役職を名乗るケースが多いのですが、実際は人事部の末端メンバーであることがほとんどです。
企業によってはスカウトを業務委託に任せているので、外部の業者だったり、その業者から下請けで依頼されているバイトだったりする場合もあります。
サラタメさん
転職のスカウトは上記のような実態であることが多いので、あなたのレジュメや職務経歴書は見ていません。
結果として、あなたの希望条件に合っていないスカウトメールが送られてくるのです。
- 「Webマーケの仕事がしたい」と条件設定しているのに「法人営業の求人紹介しますよ」とスカウトしてくるヘッドハンター
- 「東京勤務希望」と条件設定しているのに、なぜか「福岡にしか支社が無い」のにアピールしてくる募集企業
スカウトメールが簡単に一斉送信できる仕組みゆえに、上記のような「こちらの希望を無視したスカウト」が多発してしまうのです。
面談を断られるパターン
怪しいスカウトメールの特徴として「面談を断られるパターン」もよくあります。
具体的には「面談したいから、まず履歴書や職務経歴書を送ってほしい」とスカウトがきます。
しかし、諸々の書類を送ったあと、面談を断られてしまうのです。
ヘッドハンター
せっかくご応募いただいたところ恐縮ですが、面談はお見送りとさせてください。
なんてメールがきたら「いやいや、そちらがスカウトメールで、面談を希望してきたんやろ!」と言いたくなってしまいます。
上記のような「告白されたと思いきや、次の日にフラれる」といった、謎の体験をしている方は、転職市場において多いのではないかと思います。
釣り求人のパターン
悪質かつ対策が難しいタイプのスカウトメールとして「釣り求人のパターン」もあります。
要するに、誰もが行きたいと思うような「会社の求人情報をエサ」に、転職希望者に返信させようとするタイプのスカウトメールです。
たとえば、「あなたの経歴なら、AmazonのWebマーケティング職をご紹介できますよ」といった内容のスカウトメールが送られてきます。
しかし、こちらが返信し日程調整をして、いざ面談をしてみると
ヘッドハンター
あなたの経歴では、Amazonへの転職は厳しいので、こちらの企業はどうですか?
と、Amazonとかけ離れたショボい企業を提案してくるケースはよくあります。
上記3つのような怪しいスカウトメールのパターンは、そもそも「あなたに合っていない職種を紹介してこようとする」ことが多いです。
そのため、スカウトメールの手口に惑わされずに基本的にスルーをして、ムダな時間と労力を使わないようにしましょう。
転職サイトの怪しいスカウトメールを見抜く「たった2つ」の方法
前章では、転職サイトの怪しいスカウトメールの「闇の深さ」について説明しました。
- 怪しいスカウトメールは、流れ作業で作成し一斉送信されている。
- 怪しいスカウトメールは「送り主が偽物」「面談を断られる」「釣り求人」のパターンが多い。
上記のような悪質なスカウトメールに対して、我々が「どう対応すべきか?」という部分について、詳しく解説していきます。
結論としては、スカウトメールは基本スルーで、1%〜5%くらいの希少な「当たりスカウト」だけに返信すれば良いです。
とはいえ、そもそも「当たりスカウト」がどのようなスカウトか、見分けがつかない方も多いでしょう。
「当たりスカウトの見分け方」は下記2つに該当しているか確認することをおすすめします。
- 本気度の高いスカウトメールか
- 興味がある領域からのスカウトメールか
上記2点に該当するスカウトメールだけに絞って返信をすれば、あなたの貴重な時間と労力を奪われず、「希望する企業への転職」に近づけるでしょう。
1.本気度の高いスカウトメールか
まず、「本気度が高いかどうか」を確認することが非常に重要です。
どうやって本気度を見抜くのかというと、メールの文面を確認すればわかります。
結論として、誰にでも使えるような「テンプレートの文章ではない」場合は、本気度の高いスカウトメールと思って良いでしょう。
留意点として「自分の名前と自分の会社名が書かれているから、これはコピペのテンプレ文章ではない」と思い込むのは、初歩的な間違いです。
サラタメさん
個人の情報は、自動挿入できる仕組みになっているので、本気度が高いという見極めの判断材料にはなりません。
重要なのは、スカウトメールの「中身」です。
スカウトメールの中身が下記のような内容であれば、本気度が高いと認識して良いでしょう。
- 自分の登録している情報を詳細に見ないとわからない内容が書かれている
- 自分のオリジナルな部分に触れた内容になっている
- スカウトメールを書いた人の独自の考えが書かれている
たとえば、「あなたの経歴を踏まえると○○業界に転職すれば、あなたが改善したい○○というポイントを実現できます」
「実は、あなたの会社出身の方を今まで10名ほど、その業界に転職支援してきたので再現性高く実現できます」
などが書かれているメールの内容であれば、本気度が高いと思って良いでしょう。
上記のように、メールの中身から「本気度をチェック」するのが、一番精度が高いのです。
サラタメさん
しかし、これは目利きの力が試されるので、転職初心者の方には少し難しいかもしれません。
わかりやすい判断材料として「面談候補日程を送ってくるスカウトメール」も、本気度が高いと言えます。
というのも、怪しいスカウトメールは「まず書類を送ってください」と、面談する前に品定めをしてくるケースが多いからです。
もう1つのわかりやすい判断材料として、各転職サイトの「プレミアムスカウトメール」を活用するのも手です。
たとえば、ビズリーチには「プラチナスカウトメール」があり、普通のスカウトメールを送るよりもお金がかかるうえに通数制限があるので、わかりやすく本気度をチェックできます。
サラタメさん
私も面倒くさいので、ビズリーチではプラチナスカウトしか見ないようにしています。
しかし、プレミアムスカウトメールだからといって、すべてが「本気度の高いスカウトメール」とは限りません。
ある程度の専門スキルや実績がある高年収の方で、情報も詳細に登録している人であれば、プレミアムスカウトメールですら膨大な量が来てしまいます。
なので結局、本当に「本気度の高いスカウトメールかどうか」をしっかり精査しようと思うと、メールの中身をチェックせざるを得ません。
「面談候補日程が書かれたスカウトメール」や「プレミアムスカウトメール」はあくまでも、最低限の判断材料と捉え、そこからさらに自分で精査するようにしましょう。
2.興味がある領域からのスカウトメールか
「当たりスカウトメールであるか」を見極めるもう1つのポイントとして「興味がある領域からかどうか」もチェックしておくと良いです。
サラタメさん
正直なところ、自分だけに向けた「完全オリジナルのスカウトメール」を受け取れる人なんて、それほど多くはありません。
大半の方が、少しだけカスタマイズされているけど、ややテンプレ感のあるスカウトメールを受け取ることになります。
しかし、そういった本気度がやや低いスカウトメールであったとしても、もし興味のある業界に特化したエージェントや企業、人事担当者だとしたら「返信してもいい」と思います。
というのも、たとえそれが条件設定した上での一斉送信だったとしても、スカウトメールが来るということは、先方の求めている足切りラインに「自分が到達できているという証拠」だからです。
つまり、頑張って準備すれば「内定の可能性は十分にある」ということです。
今の時代、ZoomなどでWeb面談がしやすくなったので、面談自体はそこまで負担にもならなくなりました。
そのため、当たり外れはあるかもしれませんが、時間がある人は勉強になることもあるので「面談は気軽に受ける」ことをおすすめします。
注意点として、面談ではなく「実際に応募する」となると、準備が大変なのでそこは慎重にすべきでしょう。
サラタメさん
面談は気軽に、応募は慎重に。
時間がある人には、上記の方針がサラタメ的にオススメです。
まとめ|転職サイトの怪しいスカウトメールを見抜く方法
今回は、9割の「ウソのスカウトメール」と残り1割の「当たりスカウトメール」を見極める方法について解説しました。
- 本気度の高いスカウトメールか
- 興味がある領域からのスカウトメールか
記事を参考に、当たりスカウトメールだけに絞って返信をすれば、あなたの貴重な時間と労力を奪われず、「希望する企業への転職」に近づけるでしょう。
最後にさらに補足すると、そもそもスカウト型の転職サイトは「基本はややハイキャリア向けのサービス」なのです。
たとえば、専門的な経験がある人や年収500〜600万円以上ある人たちが使うと、意味のあるサービスと言えます。
サラタメさん
なぜなら、専門スキルにもとづく経験がない人に「本気度の高いスカウトを送ろう」とはならないからです。
前述したような、ハイキャリア以上の人材にまだ食い込めていないという人は、そもそもスカウト系のサービスを使わないほうがいいです。
そういう方は、検索型の転職サイトである「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」に登録して、自分で求人を探して応募したほうが、良い企業選びができるでしょう。
リクナビNEXTの口コミは実際どう?サービス概要や注意点を紹介もちろん、スカウト型の転職サイトも「専門スキルがあって高年収の方」の場合は良いサービスですので、怪しいスカウトメールに気をつけて活用してみてください。
「転職に役立つ他の転職活動のノウハウもしりたい」という方は、転職特化のサラタメ公式LINEに登録することをおすすめします。
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サラタメさん
豊富で有益な情報をこれでもかと詰め込んでおり、限定動画を経由して内定者もバンバン出ています。
本記事をキッカケに、転職活動を通じてハッピーな未来につながることを、心から祈っております。
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)