サラタメさん
今回の記事は、以下の動画をさらに詳しく説明したものです。
「せっかく勇気を出して就職・転職したのに、ブラック企業に入っちゃいました…」
なんて展開は、マジで笑えません。
そんな事態は絶対に避けるべきですし、見分け方もちゃんとあります。
見分けるために使うのは次の3つ。
- 求人情報
- 就職四季報
- 面接
この3つを使えば、ブラック企業かホワイト企業か見抜くことは可能です!
ただし、「何をどう見ればいいかわからない」という方が多いと思います。
そこで、この記事では3つの情報源で見るべきポイントを、ホワイト企業に転職成功した私が解説します!
さらに、ホワイト企業に転職する方法もお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
ブラック企業の定義とは?
そもそもブラック企業とは、どのような企業を指すのでしょうか?
じつは厚生労働省でも、ブラック企業の定義はされていません。
しかし一般的には、以下の特徴に当てはまる場合はブラック企業といわれています。
- 労働者に対して極端な長時間労働やノルマを課す
- 賃金不払残業やパワーハラスメントなど、コンプライアンス遵守の意識が薄い
- このような状況下で労働者に対して過度な選別を行う
引用:厚生労働省 「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A
とはいえ、まだ具体的にブラック企業のイメージが湧かないと思います。
次の章では、より鮮明にブラック企業の特徴を明らかにしていきます!
ブラック企業の特徴4つ
ブラック企業は、当然ながらさまざまな問題を抱えています。
しかし、どのブラック企業でも「共通する4つの特徴」があるのです!
その特徴とは、以下の4つです。
- 残業時間が長すぎる
- 休日が少ない
- 離職率の割合が高い
- ハラスメントに対して理解がない
それぞれ解説していきます!
【特徴①】残業時間が長すぎる
残業時間が長すぎる企業は、ブラック企業の大きな特徴です。
まず、労働基準法で定められている労働時間の決まりを見てみましょう。
- 原則として「1日に8時間、1週間に40時間」を超えて労働させてはならない
- 労働時間が「6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩」が必要
- 原則として「月45時間、年間360時間以上」を超えて残業させてはならない
引用:厚生労働省 労働時間・休日
引用:厚生労働省 時間外労働の上限規制
普通の企業は、従業員に対してまず上記の基準を上回る労働はさせません。
しかしブラック企業は「月に100時間以上の残業」「休憩時間がなく働きづめ」など、平気で法令を無視してきます。
ちなみに、ひと月の残業時間が45時間を超えると、脳・心臓疾患のリスクが高まるといわれています……。
引用:独立行政法人労働安全衛生総合研究所 長時間労働者の健康ガイド
自分の身を守るためにも、法令を無視した企業からはすぐに離れましょう。
【特徴②】休日が少ない
休日が少ないのも、ブラック企業の特徴です。
労働基準法では「少なくとも毎週1日の休日、あるいは4週に4日以上の休日」を与える必要があると定められています。
たとえば、1日8時間労働の場合、年間の休日日数は最低でも「105日」となります。
ブラック企業の場合は、毎週休日出勤をさせたり、労働時間外でも仕事の連絡がバンバンきたりなどがザラにあるので注意です。
【特徴③】離職率の割合が高い
離職率の割合が高い場合も、ブラック企業の特徴に該当します。
厚生労働省の調査では、令和2年度における新規大卒の離職率は「31.2%」です。
そのため、40%以上の離職率を超える企業は警戒した方が良いです。
また、業界によって離職率は異なる点も頭に入れておきましょう。
宿泊・飲食サービス業 | 51.5% (▲1.1P) |
生活関連サービス業・娯楽業 | 46.5% (+0.3P) |
教育、学習支援業 | 45.6% (▲0.0P) |
医療、福祉 | 38.6% (+0.2P) |
小売業 | 37.4% (▲1.9P) |
※平成30年3月卒業者(新規大卒就職者)が対象
引用:厚生労働省 新規学卒就職者の離職状況
基本的に、同じ業界であれば、どの企業も同じくらいの離職率となる傾向があります。
しかし、ある企業だけが業界平均よりもずば抜けて離職率が高い場合、その企業は要注意です。
【特徴④】ハラスメントに対して理解がない
ハラスメントに対して理解がない職場も、ブラック企業といえます。
ブラック企業では、パワハラやセクハラが横行しているケースがあります。
具体的には次のとおりです。
- 極端に高い目標・ノルマを課され、達成できるまで退社できない
- 常に職場では怒鳴り声が飛び交う
- 上司の権限を濫用し、理不尽な要求をくり返す
- 人格を否定する
- 容姿に関する嫌味を言う
- 異性に対してしつこく交際相手の存在を聞く
上記のような職場で働き続けると、心身を壊してしまい人生を台無しにします。
もし自分の職場が該当するのならば、即座に対策を考えましょう。
のちほど、ホワイトな企業に転職する方法をお伝えしますので、必ず確認してくださいね。
ブラック企業が多い業界とは?
さて、ブラック企業が多い業界は、いったいどこなのでしょうか?
結論からいうと以下の4つの業界です。
- 飲食業界
- 旅行・宿泊業界
- 小売業界
- 投資用不動産業界
サラタメさん
この業界に所属する方はお気を悪くするかもしれませんが、本当にすみません。
しかし私は、転職を検討している方が注意すべき業界を正直にお伝えしたいので、誰にも忖度せず断言させてもらいます。
ではなぜ、上記4つがブラック業界といえるのでしょうか?
それは、“ブラック業界特有の3つの特徴”が関係しています。
以下の3つの特徴に当てはまる場合、ブラックな労働環境に収束しやすいのです。
- 労働集約型
- 競争が激しい
- 個人客相手
それぞれ簡単に補足します。
労働集約型の業界
労働集約型とは、人間の労働力に依存しやすいビジネスモデルを指します。
つまり、従業員が動き回らないと成立しないビジネスです。そのため、忙しくなればなるほど、従業員が疲弊しやすくなる構造となっているのです。
ブラック企業が所属する業界は、この労働集約型のビジネスモデルになっていることが非常に多いです。
競争が激しい業界
競争が激しい業界にも注意が必要です。
なぜなら「誰が一番安く提供できるか」という、コスト競争におちいりやすいからです。
コスト競争に打ち勝つために人件費を極限まで削り、その結果従業員の酷使へとつながるのです。
個人客を相手にしている業界
最後に、個人客を相手にしている業界にも注意してください。
というのも、法人客に比べて、個人客の方がモンスタークレーマーの出現率が高いからです。
精神的ストレスが多い労働環境では、心身の不調につながりやすいので危険です。
以上3点が、ブラック業界特有の共通点です。
業界選びをする際は、これら3つの共通点が当てはまっていないか、事前にチェックしておきましょう。
ブラック企業の見分け方3選
先ほどはどこの業界がブラックかを説明しました。
いまからは「個別の企業をブラックかを見極める方法」についてお伝えします。
さて、ブラック企業を見分ける方法は以下のとおりです。
- 求人情報を利用する
- 就職四季報を利用する
- 面接で見分ける
動画でも詳しく解説しているので、理解を深めたい方はご覧ください。
1.【求人情報】を使ったブラック企業の見分け方
まずは求人情報をチェックしましょう。
求人情報は企業の公式ページや、「リクナビネクスト」「ビズリーチ」などの転職サイトなどで確認できます。
ブラック企業でありがちな特徴は、主に下記の3つです!
- やたら情熱的
- ずっと募集している
- 不気味に給料が高い
では1つずつ詳細をチェックしていきましょう!
①やたら情熱的
ブラック企業の求人情報には、「夢」「やりがい」「絆」など美し過ぎる言葉が並びます。
なぜかというと、「平均の残業時間」や「有給取得日数」などのアピールできる具体的な数値や事実が無いからです。
客観的に誇れるデータが無いので、とりあえずキレイゴトを並べ立てて、勢い&感情でゴマかしてくるわけです。
キラキラした若者の写真。
「若手が大活躍!」というワクワクさせてくれるキャッチコピー。こういうキャッチコピーも一見ポジティブに感じますが、
実際はブラック企業だから、社員が定着せずに、入れ替わり立ち替わりで、ベテラン社員がいない。
それで活躍できるのが若手だけ、という事情だったりします。
また、求人広告のスペースが限られてるというのに、無駄に情熱的な社長のメッセージが掲載されてるケースも要注意。
小規模な会社に多いパターンですが、クセが強すぎる社長がゴリゴリのワンマン経営してる可能性大です。
【とりあえず3年の本当の意味とは】1年でも3年でも転職可能!古い価値観はポイ|サラタメのホワイト転職②ずっと募集している
ブラック企業は、とにかくずーっと求人募集しています。
これも理由はシンプルで、社員が定着してないからです。
というか、定着させる気もなく、常に募集し続けて、「罠にかかって入社した人を使えるまで使い倒す」というやり口です。
個人的に、不動産業界と飲食業界で、この傾向が強いように思います。
③不気味に給料が高い
ブラック企業は、企業の規模・成長性と比較して、異様に給料が高いケースがあります。
いや、そんなことないんです…!
確かに、求人情報に書かれてる給料は高いんですが、よく見ると様々な注釈が入っているはずです。
よく注釈としてあるのが「年俸制」「固定残業代」ですね。
この注釈があるってことは「どれだけ残業しようと、給料は同じだよ」ってことです。
年俸800万円と書かれいて「年収アップだ!」と喜んだところで、結局はとんでもない長時間労働を強いられて、時給換算したらダウンだった、なんて展開は往々にしてあります。
管理職とか特定の専門職でもない限り、「年俸制」「固定残業代」の記載は危険信号と捉えていいかと思います。
また、「成果報酬型」という記載も危険信号です。
これもよくあるのですが、「年収1,200万円!」とか力強く書かれていると思ったら、注釈で「モデルケース」「成果報酬型」という2点が書かれてる、というパターンです。
これはつまり「年収1,200万円!(に到達するかもしれない。まぁハチャメチャ営業で実績残せばだけど。今まで1人だけそんな人がいたことがあるよ…)」という意味です。
ブラック企業は、他に誇るポイントが無いので、我々が大好きな「年収〇〇万!」みたいな魅力的なワードをチラつかせてきます。
ただ、それはあくまで注釈付きのモデルケースで、すべての人に適用されるわけではない。
つまり、巧妙な罠なんです。
<求人で要注意のワード>
たとえば、みなし労働時間が一日8時間なら、6時間しか働かなくても、8時間分の給料をもらえます。
ブラック企業においては、みなし労働時間では収まらない業務量を社員に課す形で、悪用されるケースがあります。
その場合は、応募要項に「“完全”週休2日制」と書かれています。
また、休みが土日なのか、平日なのかも、きちんと確認する必要があります。
前職の経験などから、元々管理職にふさわしい方なら問題ありませんが、管理職であることを悪用され、残業代が支払われないケースもあります。
2.【就職四季報】を使ったブラック企業の見分け方
まずは就職四季報がどういうものか説明しておきます。
- 『東洋経済新報社』が発行している企業データ集
- 募集企業の広告ではなく、東洋経済の取材をも元にした情報なので信憑性が高い
- 我々が、採用側に面と向かって聞きにくい採用実績・有休取得状況・残業時間などが掲載されている。
- 女子版、優良中堅企業版、未上場版など様々なバリエーションが発売されている
就職四季報は情報の宝庫なのですが、情報量が多くて、初見の方はどこを見ればいいかわからなくなってしまうかなと。
私の経験上、絶対に見ておいた方がいいのは「3年後離職率」と「新卒の採用実績の割合」です。
「3年後離職率」と「採用実績」を見るだけでも十分ですが、余裕があれば「平均月間残業時間」も念のため見ておくことをおすすめします。
- 3年後離職率
- 採用実績
- 平均月間残業時間
では、各項目の見るべきポイントを確認していきましょう!
①3年後離職率が40%以上
「3年後離職率」とは、3年前に新卒で入社した社員がやめてしまった割合です。
もちろんブラック企業であるほど、この数値は高くなります。
厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると平均値は30%程度ですので、40%を越える企業には注意が必要です。
また、基本的に同じ業界であれば、同じくらいの数値に落ち着く傾向にありますので、
もし同じ業界の平均値が軒並み低いのに、その会社だけ突出してるという場合には、20~30%くらいであっても警戒したほうがいいでしょう。
②採用実績で新卒採用の割合が30%以上
ブラック企業の採用実績を見ると、「全社員数に対して、新入社員を取る数が多い」という特徴が挙げられます。
なぜなら、社員が定着せず、新入社員だけで自転車操業しているからです。
一般的な企業は、全社員数に対して採用人数が5〜10%くらいで収まりますが、ブラック企業の場合、20~30%を上回っていたりします。
残業時間も一応確認
「残業時間」は、一応書きましたが優先度低めです。目安程度に確認してください。
というのも、
・一般職のような方がいる会社は、その影響で総合職の残業時間が薄まる
・ガチのブラック企業は申請してないサービス残業が横行しているので、反映されない
以上の理由があるからです。
同じ業界の会社と横並びで比較して、異常値ではないかだけ確認しておきましょう。
ちなみに、転職サイト「doda」が発表している平均残業時間は「24.6時間」です。
これよりも著しく残業時間が長い場合は注意が必要です。
3.【面接】でのブラック企業の見分け方
ここまで来ちゃってる時点でかなりヤバいですが、何かの間違いで面接にいってしまった時のブラック企業の見分け方も説明しておきます。
面接では、以下の3つを確認してください。
- 面接官が横柄
- 簡単に通過する
- 社員の目が死んでいる
①面接官が横柄
ブラック企業で働く上層部や人事部は、日頃から部下に対して、敬意を持って接していません。
いつもの威圧的に接している習慣が、面接を受ける我々に対しても、垣間見える瞬間があるはずです。
本来、募集する企業も、転職の応募をしてる人も立場は対等なはずなのに、明らかに横柄な態度をとってきたら、それはブラックフラグびんびん。
とはいえ基本的には、入社まではブラック企業側も外面良くするはずなので、細かい動作や発言にまで注視しましょう。
自分に向けられる言葉だけでなく、面接官同士のやり取りも必見。
面接官はだいたいコンビだったりするので、その2人のやり取りに異常性が無いか、要チェックです。
②簡単に通過する
そんなことありません。
ブラック企業は、人材が定着しないため、新しい人材(カモ)を求めて、常に飢えています。
必要であれば、優しい笑顔や気遣いのある発言もしてくれるでしょう。
そこで着目すべきは「本当に我々のビジネススキルを測る面接がなされているか」です。
威圧的パターンとは、真逆の厄介なパターンは、面接とか言いながらも、雑談のような世間話だけ。
うわべで空回りしたホメ言葉を浴びせられる。
ほぼ自分のビジネススキルをアピールすることないまま終了。
→え…!?なのに、内定!
このパターンも危険信号です。
本当に人材が不足しまくってるブラック企業の面接は、ただの儀式でしかなく、全通過だったりします。
書類審査も含めですが、あまりに簡単すぎる選考プロセスは、ブラック企業の特徴の一つです。
③社員の目が死んでる
面接官はやっぱり外面の良い人が出てくる可能性が高いので、他の社員の表情や動きもしっかりチェックしましょう。
- 面接の受付をしてくれた人がどこか怯えてる
- 通路ですれ違う人の目が死んでる
- トイレで絶望のため息を吐いてる
我々がそうならないためにも、その瞬間を見逃してはいけません。
「私たちは、選ばれる側でもあるが、選ぶ側でもあるんだ」という意識を持ち、あらゆる場所に目を光らせていきましょう!
4.【補足】企業の口コミサイトも役立つ
ブラック企業を見極めるために活用したいのが、企業の口コミサイトです。
口コミサイトは、在籍社員や退職した社員が、内部の実情を暴露してくれちゃう掲示板。
口コミサイトは絶対に使っておいた方がいいです。実際、私も転職するときは下記のようなサイトをめっちゃ見てました。
というのも、我々が検索して出てくるような「求人情報」「四季報」だけでは、ポジティブな情報や数字だけの情報しか得られないからです。
口コミサイトは見ていただければわかりますが、けっこう生々しいリアルな情報が書かれています。
職場の雰囲気、残業代の扱い、評価制度など、公式の情報だけではわからないこともわかります。
注意点があるとすれば、退職した人が書いている事が多いので、ネガティブな一面が多く書かれることがあるということです。
なので、全ての情報を鵜呑みにはせず、「ネガティブな意見が集まりやすい」という傾向を念頭におきながら見てください。
そうすれば、口コミサイトはかなり貴重な情報源になります。
登録するためには自分自身も口コミを書かないといけないので、ちょっと面倒ですが、「志望企業の裏側」がわかるので、デメリット以上にメリットの方が大きいです。
登録しておいた方が、ブラック企業の回避率はグッと上がります。
【転職は情報収集が命】正しい方法や信頼できるツールは?会社や面接に活かそう|サラタメのホワイト転職ホワイト企業に転職する方法とは?
いまから、ブラック企業の対極にある「ホワイト企業」に転職する方法をお伝えします。
ホワイト企業に転職するためには、以下の2ステップが必要です。
- ホワイト企業の特徴を理解する
- 転職エージェントを利用する
それぞれ詳しく説明します!
ホワイト企業の特徴を理解する
まず、ホワイト企業の特徴をしっかりと理解する必要があります。
そもそも「ホワイト企業とはどんな企業か?」を知らないと、探しようがないからです。
さて、ホワイト企業に当てはまる特徴は以下のとおりです。
- 残業が少ない
- 有給取得率が高い
- ハラスメントにあたる行動をしない
- 離職率が低い
- 年間休日が多い
「ブラック企業に比べて、なんでこんなにもホワイト企業は高待遇なの?」と思ったかもしれません。
それは“ビジネスの仕組み”の違いが関係しています。
先ほども触れましたが、ブラック企業のビジネスの仕組みとして、以下の特徴があげられます。
- 労働集約型のビジネスモデル
→人が動き回らないと商売できない - 参入しやすいため競争が激しい
→コスト競争になりやすい - 個人相手の商売
→クレームを言われやすい
すでにビジネスの仕組みが従業員を疲弊させてしまう構造なので、労働環境がブラック化しやすいのです。
一方、ホワイト企業のビジネスの仕組みは、馬車馬のように働かずとも利益を生み出しやすい構造となっています。
- 資本集約型・知識集約型のビジネスモデル
→お金を運用したり、知識・経験を提供したりして儲けられる - 参入障壁が高く、競争が緩やか
→国が設置している法律が厳しく参入しにくいため、競合が少ない - 法人相手の商売
→相手も会社の看板があるため、節度を持って対応してくれることが多い
ホワイト企業は盤石なビジネスモデルなので、ブラック企業と比べて非常に儲けやすいのです。
サラタメさん
このように、ビジネスモデルに着目することは、ホワイト業界かどうかの判断材料となるのでぜひ確認してみましょう。
以下の動画では、未経験でも転職できるホワイト業界も紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
【1番オススメ】転職エージェントを利用する
次は、ホワイト企業を探す方法をお伝えします。
先ほどお伝えしたホワイト企業の特徴を意識しながら、ご自身で求人を探すのもアリです。
しかし中には、
「初めての転職だからひとりで進めるのは心配……」
「イチから求人を探すのは面倒……」
という方もいるでしょう。
そこでオススメしたいのが、“転職エージェント”を利用することです。
転職エージェントとは、あなた専属の担当者がついて、転職活動を支えてくれるサービスです。
たとえば
- 応募書類の添削
- 面接対策、面接の日程調整
- 年収交渉
など、さまざまな手厚いサポートを受けることができるんですね。
サラタメさん
とはいえ「転職エージェントを使ったことがないから不安」という方もいると思います。
そこで次の章では、転職エージェントを有効活用するコツを紹介します。
転職エージェントを有効活用する3つのコツ
転職エージェントは、下記の3つを意識することで有効活用できます。
- 大手の転職エージェントを選ぶ
- 複数社で比較する
- 自分の転職の軸を明確に伝える
それぞれ解説します!
大手の転職エージェントを選ぶ
ホワイト企業に転職したい場合は、大手の転職エージェントに登録しましょう。
さまざまな業界の求人を持っているため、転職の選択肢が広がりやすいからです。
また、大手の転職エージェントは、会社の看板もある手前ブラック企業は紹介したくないはずです。
サラタメさん
ちなみに、中小の転職エージェントで「うちは〇〇業界に強い!」という宣伝を見たことはありませんか?
ただ、これは逆に「その業界以外の求人は弱い」と言っているようなものです。
大手転職エージェントは、どの業界の求人も潤沢に持っています。
そのため、普通のホワイト業界に転職をしたい人は、大手のみの利用で大丈夫です。
わざわざ中小の転職エージェントに登録する必要はないでしょう。
大手2〜3社で比較する
大手の転職エージェントだとしても、1社だけに限定せず複数社で比較しましょう。
どの大手転職エージェントでも、
- 求人数が多い
- 担当者の質が平均して良い
という共通点を持っています。
しかし、ときには能力の低い担当者がついてしまうこともあるのです。
そのため、担当者との相性を確かめるためにも、大手の2〜3社(最低でも2社)は登録しましょう。
複数の担当者とコミュニケーションをとり、円滑に転職活動を進められそうな人を選んでください。
転職の軸を明確に伝える
転職エージェントを初めて使うときは、
- 今回の転職で何を実現したいのか?
- 自分がなぜ転職したいのか?
という、自分の「転職の軸」を担当者に伝えましょう。
とくに考えもなく転職活動をしていると、担当者のやる気をそいでしまう可能性があるので注意が必要です。
なぜなら転職エージェントは、企業に転職者を紹介し、入社してもらうことではじめて報酬を得ることができるからです。
そのため「求人を紹介しても内定が取れなさそう……」と担当者に思われてしまうと、サポートの綿密さが格段に落ちてしまうのです。
ですので、担当者との最初の面談では「時間をかけてサポートする価値が、私にはある」と思ってもらう必要があります。
そのアピールとしてまず大切なのが、「転職の軸を明確に伝える」ことなのです。
そのほうが担当者も積極的にサポートしてくれますし、さらにあなたが要望する求人も紹介しやすくなります。
以下の記事では、転職の軸の作り方を詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
【転職の軸の作り方】軸の作り方を3ステップで例文とともに解説【厳選】オススメの転職エージェント3選
わたくしサラタメが厳選する、オススメの大手転職エージェントは以下のとおりです。
それぞれのサービス特徴について、詳細に解説します。
doda
サービス名 | doda |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 14万件前後※ |
非公開求人 | あり |
対応エリア | 全国 |
※2022年7月時点
- 転職サイトと転職エージェントの良いとこ取り
- 業界トップクラスの求人数
- 転職活動に役立つツールが充実
- 担当者の親身なサポート
業界トップクラスの求人数。そして担当者の親身なサポート。
とにかくサービスの死角が少ない大手転職エージェント「doda(デューダ)」。
dodaの特徴は、以下のように「転職エージェント」と「転職サイト」の良いとこ取りをしている点です。
転職エージェント | ・担当者がつく ・書類選考や面接対策、面接の日程調整など、転職活動全般のサポートを受けることができる |
転職サイト | ・自分ひとりで求人を探して応募できる ・マイペースに転職活動ができる |
大手という安心感もあるので、とくに初めて転職する人にはオススメの転職エージェントです。
dodaの口コミ・評判はひどいって本当?実態を徹底調査!マイナビエージェント
サービス名 | マイナビエージェント |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 4万件前後※ |
非公開求人 | あり |
対応エリア | 全国 |
※2022年7月時点
- 20代~30代など若手向けの求人が多い
- 求人の検索条件が豊富
マイナビエージェントは、人材業界大手のマイナビが運営する総合型エージェントです。
dodaと比較すると、求人件数は見劣りしますが、それでも業界の中では豊富な部類です。
特徴は20代~30代向けの求人を多く取りあつかっていること。
転職に悩む第二新卒層の方には、うってつけの転職エージェントです。
また、求人検索する際の検索条件が豊富な点も良いです。
たとえば、以下のような条件で企業をしぼることができます。
- リモートワーク/在宅勤務
- 残業ほとんどなし
- 有形商材の求人
- 海外赴任・出張あり
- フレックス出勤・時差出勤
ホワイト企業に当てはまりそうな企業を探しやすい設計になっています。
【若手必見】マイナビエージェントの口コミ・評判はどうなの?サービス概要を徹底解説以上が、わたくしサラタメがオススメする転職エージェントです。
あと、さらに転職の失敗確率を下げる方法をご存じですか?
それは「転職サイト」も併用することです。
「なんで転職エージェントだけじゃダメなの?」と思ったことでしょう。
というのも、転職エージェントの担当者も人なので、見落としている求人があるかもしれないからです。
ですので、転職サイトで「もっとより良い求人はないかな?」と、自分の目で探してみることも非常に大切なのです。
以下の記事にて、わたしがオススメする転職サイトを紹介しているので、必ず目を通してくださいね。
【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイトまとめ
はい、ということで今回は「ブラック企業を見抜くための3つのアイテムと、見るべきポイント」について解説しました。
①【求人情報】
- やたら情熱的
- ずっと募集している
- 不気味に給料が高い
②【就職四季報】
- 新卒3年後離職率
- 採用実績
③【面接】
- 面接官が横柄
- 簡単に通過する
- 社員の目が死んでる
この3つをチェックすれば、ブラック企業は見抜けます。
今回お伝えしたチェックポイントに注意すれば、ブラック企業を100%避けられるというわけではありませんが、
かなりブラック遭遇率を下げることはできるかと思います。
サラタメさん
ではまたお会いしましょう!
【制作協力:CAREER PICKS】
ホワイト企業の見つけ方は「協調性」と「口コミ」がカギ?! 効率的な探し方教えます|サラタメのホワイト転職 【ホワイト業界3選】未経験でも転職できるホワイト企業は? ニッチな業界がヒント!? | サラタメのホワイト転職最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)