サラタメさん
- 「とりあえず3年は働いた方がいいよ」はウソ&クソである
- 転職を検討する条件は「今の仕事を7割くらいは理解してる?」という前提&3つのチェックポイントを確認する
- 転職活動は気軽に!退職は慎重に!
今回は、転職活動しようと思ってる人に対してされがちなアドバイス、「とりあえず3年は、働いた方がいいよ」がウソ&クソである件について、熱弁させていただきます。
結論、キャリアプランにおいて、「とりあえず3年」「石の上にも3年」は間違っています。
そんな雑過ぎるアドバイスは、聞き流してOKです。
なぜ間違っているかというと、3年の間に
- どれだけしんどいことがあって
- どれだけのスキルを身につけて
- どれだけの経験ができたのか
は、人それぞれ全然違うからです。
それなのに、全員に向かって「ザックリ最低3年は続けた方がいい」というアドバイスは、細かい条件をシカトし過ぎ、あまりに粗すぎ、ザックリし過ぎです。
例えるなら、ありとあらゆる動物、ライオン・ゴリラ・ウサギを連れてきて、「お前らなんで服着てないの?服ぐらい着ろよ」と人間のルールを押し付けるようなものです。
ゴリラ
いや、それ人間さん達が、勝手にやってるルールじゃん!ゴリラには、ゴリラのルールがあるんだよ!!
では、なぜそんなアドバイスが横行するのか、そして、「とりあえず3年」ではなく何を基準に転職を検討したらいいのか、1つの前提条件と3つのチェックポイントをお伝えします。
ではいきましょう!
動画で見たい方は、↓こちら↓からどうぞ!
目次
「とりあえず3年」というアドバイスが横行する理由
理由はだいたいが
- 自分を守るためにウソをついてる
- よくわかってない
のどちらかです。
サラタメさん
誰から「とりあえず3年続けろ」なんて言われたんですか?
と聞くと、だいたいが上司か親御さんです。
上司は自分を守るためにウソをついていることが多いですね。
部下が転職してしまうと、
- 引継ぎや、業務を調整する仕事が増えて面倒
- 部下をマネジメントできてないと、管理職としての評価が落ちる
ということが起こりうるためです。
だから自分が上司である数年間は、ウヤムヤにしておきたいんですよ。
「お前のためを思って」と言うかもしれませんが、99%自分のためです。
サラタメさん
私も含めですが、人間は、そういう自己中な生き物なんです。
では、親御さんの場合はどうでしょうか。
きっと本当に、あなたのことを考えてくれていると思います。
ただ、残念ながら、生きてきた時代が全然違いますから、どうアドバイスすればいいかわからないんですよ。
親世代の方々の多くは、終身雇用が保証された時代に生きてきたわけで、複数回の転職をしてないですし、いろんな会社を比較検討するような機会もありませんでした。
ですので、今のような超スピーディーに変化していく社会の、しかもキャリアに関する最新の状況に、追いつけてないだけなんです。
サラタメさん
基本的に、上司も、親も敬うべき存在ではありますが、キャリアに関するアドバイスを鵜呑みにしていいかは、よくよく検討しないといけません。
転職を検討する条件!1つの前提と3つのチェックポイント
3年という漠然とした数字ではなくて、何を条件に転職を検討したらいいかというと、結論、1つの前提と3つのチェックポイントを確認してみてください。
- 前提「仕事をせめて7割くらいは理解しているか?」
- ポイント①「求めるスキルが身につかないか?」
- ポイント②「行きたいポジションがないか?」
- ポイント③「ストレスがあるか?」
つまり、今の仕事のメリットも、デメリットも、だいたい7割くらいは理解できていて、
その上で、求めるスキルも身につかないし、行きたいポジションもないし、職場でストレスも感じてるのであれば、転職活動を始めてしまってください。
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「もう少し丁寧に説明してくれ」という人のために、ここから詳しく解説していきますね!
【前提条件】仕事をせめて7割くらいは理解してるか?
この前提条件を満たさずに、会社をやめたくなっている人は、一旦思いとどまった方がいいです。
それは、ただの一時的な衝動でしかありませんから。
衝動に駆られて会社をやめてしまうと、
転職希望者
なんか、よくわかんないけど、会社やめちゃったんだよね、この先どうすればいいんだろう……
という、キャリア迷子になってしまいます。
とはいえ、あくまで7割くらい把握すれば大丈夫です。
「今の仕事の全てを、完璧に把握しよう」とすると、それこそ10年以上かかってしまうこともありますから。
7割くらい把握できれば、自分のキャリアにおいて、このまま継続した方が得かどうかくらい、判断できるはずです。
ただ自分の経験だけで把握しようとすると、それもまた、3年以上とか余裕でかかっちゃいます。
ですので、例えば、ベテランの上司とか、同じ業界で働く先輩に話を聞かせてもらうとか、経験をショートカットするワザを使うことをおすすめします。
先輩たちの声も聞きながら、まず最低限の条件として、今の自分の仕事のメリットとデメリットを、正確に把握するようにしましょう。
ポイント①求めるスキルが身につかないか?
これ要は、「今がめちゃくちゃしんどくても、自分が求めるスキルが身につくんだったら、それは、ガマンどころだ」ということです。
サラタメさん
スキルが身についてる実感がある人は、あまり転職で悩んだりしないと思いますので、このポイントは飛ばしちゃいます!
ポイント②行きたいポジションがないか?
「今やってる仕事は、全然好きじゃないし、求めるスキルも身につかない。でも、この仕事を頑張ることで、あの部署に行けるかも、あの役職になれるかも」という希望があるパターンです。
事例として多いのは、
営業マン
今は営業をやってて、全然やりたくないんだけど、営業で実績を残せば、商品企画部にいけるかも!
みたいなパターンですね。
行きたいポジションがあるのであれば、そしてまだ、その可能性が消えてないのであれば、もう少し、今の職場で耐えてみてもいいかもしれません。
ポイント③ストレスがあるか?
これ要は、「スキルも経験も身につかないし、行きたいポジションもやりたい仕事もない、ただ、ホワイト企業だから、職場の人間関係も、待遇だけは良い」というパターンです。
新卒で日系の大企業に入った人が、よく陥るパターンですね。
ただ、ホワイトな職場と言い切れる状況は、モヤモヤはあるかもしれませんが、なんだかんだラッキーなことなんですよ。
その環境を手に入れたくても、できない人はたくさんいるわけで、安易に手放してしまうのは、もったいないです。
ですので、会社はそのままで、ぬくぬく穏やかにしながら、副業に挑戦するパターンを考えて欲しいと思います。
やりがいや刺激だけで言えば、サラリーマン業より、副業の方が満たしやすいです。
ぜひ奥の手として、日系大企業でぬくぬくしてる方は、副業を検討してみてください。
チェックポイントはあくまで目安でしかない
今まで説明してきたのは、
- スキルも身につかない
- 行きたいポジションもない
- 職場のストレスもエグい
そんな人だけが「3年を待たずに転職活動を始めてください」ということではありません。
転職活動を検討する条件は、前提部分の「仕事のメリット、デメリットを7割くらい理解してるか?」というポイントだけで判断してOKです。
チェックポイントは、もし3つとも満たしてたら、「今すぐ始めた方がいい」「急いだ方がいい」という目安でしかありません。
例えば、
- 今いる会社が、スキルが身につく環境だったとしても、もしかすると、他の会社には、もっと強いスキルが身につく環境があるかもしれない
- 今いる会社に、将来つきたいポジションがあるとしても、他の会社だったら、もっと早く、そのポジションにつかせてくれるかもしれない
- 今いる会社の、待遇が良いものだったとしても、他の会社は、待遇が良いだけではなく、リモートワークOKで、さらにストレスが減るかもしれない
ということもあり得ます。
つまり、今が、仮に悪くない状態だったとしても、他の会社より良いかはわかりません。
それは、「実際に転職活動をして、比較検討してみないとわからない」ということです。
なので、前提条件として、今の仕事のメリットとデメリットがだいたい把握できたら、軽い気持ちで転職活動してみればいいと思います。
別にお金もかからないですし、時間が少しとられるくらいで、基本ノーリスクです。
転職希望者
いやでも、3年以内で短期離職してたら、転職市場で評価してもらえないんじゃない?
と思われるかもしれませんが、内定が出るかは、実際に受けてみないとわかりません。
自分では「短期離職してしまって、ダメダメだ」と思っていても、あなたのスキルと経験が、たまたま志望企業の欲しい条件とマッチしてたら、採用してもらえるんです。
もちろん短期離職を繰り返すことは、マイナス評価になりやすいです。
ただ、そのせいで、絶対内定をとれないわけではありません。
どうせ落とされても、命をとられるわけではありませんので、試しに、気軽に、受けてみればいいと思います。
【注意】転職活動は気軽に!退職は慎重に!
注意して欲しいのは、3年なんか待たずして、「転職“活動”をしよう」ということであって、「退職をしよう」という話ではないという点です。
転職活動をしたからといって、今の会社を、退職しないといけないわけではありません。
内定をもらってから、それぞれの会社の、メリットとデメリットで天秤にかけて、
転職希望者
こっちの会社の方が得だ!
と分かってから、実際に移ればいいだけです。
まだ行き先が決まってないまま、「退職」してしまうのは、大きなリスクを抱えることになります
退職してしまってからの転職活動は、経済的にも精神的にも、ツラくなりやすいです。
またそういう弱みを見せると、企業側にも足元を見られて、良い条件を提示してもらえないこともあります。
ですので、転職活動は気軽に、でも、退職は慎重に行うようにしましょう。
サラタメさん
私は、転職活動で、人生がかなりハッピーに変わったからこそ、ゴリ押ししちゃいがちではあるんですけどね……
【サラタメ的まとめ】転職活動は気軽にやってみよう!
- 「とりあえず3年は働いた方がいいよ」はウソ&クソである
- 転職を検討する条件は「今の仕事を7割くらいは理解してる?」という前提&3つのチェックポイントを確認する
- 転職活動は気軽に!退職は慎重に!
いろんな事情の人がいて、時代背景もどんどん変わっていくなかで、「3年は働いた方がいいよ」は雑過ぎるアドバイスです。
「自分を守るため」か「そもそもどうアドバイスすればいいのか、よくわからない」ことがほとんどですので、笑顔でスルーしちゃいましょう。
退職は慎重にならないといけませんが、転職活動は2年に1度くらいのスパンで、健康診断的なノリで、気軽にやってみてください。
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)