サラタメさん
- Web面接が今後はますます増え、スタンダードになる
- Web面接こそが転職成功のカギになる時代は、すぐそこまで来ている
- チェックポイントを参考にしつつ、模擬面接を実施して、修正点を本番までに直しておく
今回は、コロナの影響で実施する企業が非常に増えている「Web面接の攻略法」について解説します。
「Web面接」を実施する企業は今も多いですが、今後ますます増加する見込みです。
なぜなら、
- 企業側は、わざわざ会場を設置する手間が省ける
- 我々転職者は、わざわざ会場まで移動する手間が省ける
と、どちらにとってもメリットづくしだからです。
一方、デメリットもあります。
- お互いに感情が伝わりにくい
- シンプルに慣れてない
企業側としても、最終面接はやっぱり対面がいいとか、地方の企業はまだ導入が進んでないとか、そういう状況はあります。
ただそれ以上にメリットがあるので、2、3年もすればWeb面接がスタンダードになるはずです。
Web面接こそが、転職成功のカギになる時代はもうすぐそこまで来ています。
ですので、Web面接の攻略法、Web面接だからこその落とし穴を、ぜひこの機会にみなさんに知っておいていただきたい。
Web面接準備編として10個、本番編として9個、合計で19個もの、重要チェックポイントをピックアップしてお伝えしますので、この記事でWeb面接をマスターしちゃってください。
ではいきましょう。
サラタメさん
採用に携わる方、現役で転職活動されてる方への取材を元に、徹底解説させていただきます。
動画で見たい方は、↓こちら↓からどうぞ!
目次
チェックポイント19個をイッキ見!30秒でサクッと確認しよう
まず最初に、チェックポイント19個をイッキ見できるように羅列しておきます。
Web面接の本番前にサクッと確認したいときに活用してください。
- スマホよりパソコンを使う
- ネット回線はなるべく有線を利用する
- マイク付きイヤホンを使う
- カメラ目線に合わせる
- アイコン画像と名前をマトモにする
- 背景画像をマトモにする
- 明るさもチェックする
- 万が一のカンペをつくる
- リハーサルする
- ベストな環境を検討する
- 手元に必要なものを用意する
- スマホは通知を切る
- 10分前に準備完了し、5分前に入室しておく
- つながったら確認と御礼を伝える
- 聞こえない場合は、チャットで連絡する
- いつもの3割増しで感情を表現する
- 結論を先に、短く話す
- 画面よりカメラを見る
- スマートに退出する
では次章からひとつずつ詳しく解説していきます。
【準備編】Web面接の重要ポイント10個
まずは面接準備編です。
面接当日前にやっておくべきチェックポイントを10個伝えていきます。
ポイント①スマホよりパソコンを使う
Web面接の端末は、スマホではなく、パソコンを使いましょう。
スマホだと、
- カメラが固定しづらく、倒れやすいし、ズレやすい
- 画面が小さい
- LINEなど他のアプリの通知がきて、気が散りやすい
と良いことがありませんので、パソコンを使う方が圧倒的にいいでしょう。
サラタメさん
私も複数名取材させていただきましたが、スマホでWeb面接した、という方はいませんでしたね。
あとは、先方から指定があるWeb面接で使うアプリを、事前にパソコンにダウンロードしておいてください。
Web面接でだいたい使うアプリは、zoomか、skypeか、teamsか、だと思います。
聞いたこともないニッチなアプリを使う会社もあるようですが、操作方法は、基本的に変わりません。
もし不安なら事前に操作も確認しておくといいでしょう。
ポイント②ネット回線はなるべく有線を利用する
自宅の環境がポケットWi-Fiしかない、という人もいると思いますが、なるべく有線でつないだ方がいいです。
そっちの方が、回線が安定するからです。
ネット回線が不安定になって、画面が止まったりすると、変な空気になります。
そこから、また雰囲気を元に戻すのは、なかなかにめんどくさいです。
「この人、準備がなってないな」とか無駄にイラつかれてしまわないように、なるべく安定した回線、つまり有線の環境で面接することをおすすめします。
もしポケットWi-Fiを使うなら
- 安定性を事前にチェックする
- 緊急時はスマホでテザリングできるようにする
など、通信が不安定になった時の対策も想定しておきましょう。
ポイント③マイク付きイヤホンを使う
Web面接では、マイク付きで、耳にズボっと入れるような形のイヤホンを使うことをおすすめします。
パソコンの内蔵マイクと内蔵スピーカーで会話するのは、正直、微妙です。
パソコン内蔵のものでやると、面接官側に聞こえる音質も悪いですし、こちら側も周り音の影響をモロに受け、面接官の声が聞き取りづらくなります。
マイク付きイヤホンは、amazonで1,000円とか2,000円くらいで買えるので、サクッと用意しておきましょう。
メーカーはなんでもいいと思いますが、ソニーなどの国産有名メーカーのものなら安心です。
以下に、良さそうなものを載せておきますので、どれにするか迷う人は参考にしてください。
ポイント④カメラ目線に合わせる
履歴書の写真の見栄えにこだわった方がいいように、Web会議でも映り方にできる限りこだわるようにしましょう。
メラビアンの法則なんてものもありますが、見た目の情報が相手に与える影響は、なかなかに大きいからです。
パソコンに内蔵されているカメラは、自分の顔の位置よりは、ちょっと下の位置にあるんですよ。
ですので、そのままWeb会議をすると、見下ろしてる感じになって、いやな印象を相手に与えてしまいます。
サラタメさん
あと若干ブサイクに映ってしまいます。
ですので、パソコンの画面の位置を上げるようにしましょう。
一番簡単な方法は、パソコンの下に、本を数冊はさむことです。
ただもっと良いのは、パソコンスタンドを買って、パソコンの画面の位置を上げることですね。
Web面接とか関係なく、パソコン画面の位置は上げといた方が、作業しても肩こりしにくかったりします。
Amazonで変える3,000円ぐらいのパソコンスタンドと1,500円ぐらいのキーボードで、おすすめのものを載せておきますので、こちらも参考にしてください。
エレコム ノートPCスタンド
ポイント⑤アイコン画像と名前をマトモにする
Web会議をするときの名前は、わかりやすく、漢字の本名に設定しておきましょう。
たとえば、私みたいに、副業で「サラタメ」という名前でやっていて、Web面接のときにも、プロフィール画像と名前が「サラタメ」になってたら、ちょっとキモいですよね。
副業はしていないけど、オンライン飲み会とかで使ってる人は、その飲み会の設定のままにになっていないかチェックしておいてください。
名前が変でも致命傷にはなりませんが、シンプルに恥ずかしいと思います。
写真も証明写真のような写真、もしくは画像の設定無しにしておきましょう。
ポイント⑥背景画像をマトモにする
Web面接では背景も映ります。
洗濯物のパンツが干してあるとか、空き缶がめっちゃ放置してあるとか、ダラしない生活を連想させるものはNGです。
別に致命傷にまではなりませんが、良い印象にもなりません。
かといって、めちゃくちゃキレイな部屋にして、背景でブランディングする必要もありません。
大事なのは、面接官の気が散らない、変なツッコミどころを与えない、ということです。
最悪、バーチャル背景でもOKですが、動いた時とかに、ちらっと透けて背景が見えることもありますので、完璧ではないことは知っておいてください。
サラタメさん
私が取材した人の中でも、バーチャル背景を使っている人はほとんどいませんでした。
ポイント⑦明るさもチェックする
自分の顔が映る映像の、光の強さもチェックしましょう。
基本的に、自分の顔が明るく見えた方が相手に与える印象はいいです。
部屋の場所やカーテンを開けるかどうかでも、けっこう自分の顔の見え方は変わります。
いろいろ試してみて、一番イケメンに映る明るさの場所を探すようにしてください。
ポイント⑧万が一のカンペをつくる
Web面接では、面接官には表情は見えますが、こっちのパソコンの画面が見えることはありません。
そのためカンニングペーパーを画面に出しておくことができます。
おすすめの面接の受け方は、Web面接アプリのウィンドウを小さくして、画面半分をWeb面接に、もう半分をメモにしておくことです。
ウィンドウズのパソコンであれば、ウィンドウズボタンと矢印で、簡単に画面を分割できますので、一度試してみてください。
注意点としては、カンペをガッツリ目で追うと、目の動き的にも、しゃべり方的にも、面接官にバレる可能性が高くなることです。
対面の時と同じく主な質問に関しては、練習して、スラスラ答えられるくらい、完全に暗記するのがマストです。
サラタメさん
あくまで頭が真っ白になっちゃった時の、万が一の、カンペとして使うようにしましょう。
ポイント⑨リハーサルする
面接本番と同じ環境で、必ず、リハーサルをしましょう。
リハーサルで、
- 映り方
- 通信環境
- 音
- etc……
を確認してください。
可能であれば、模擬面接をするとなおいいですね。
友達や家族、もしくは転職エージェント使ってる人は、エージェントの担当者に協力してもらって実施しましょう。
模擬面接をすると、必ず修正点が1つや2つは見つかるはずなので、本番までに改善しておくようにしてください。
ポイント⑩ベストな環境を検討する
ここまでのポイントを踏まえて、ベストな環境はどこか考えましょう。
基本は自宅がベストだと思います。
自分で自由にセッティングできますし、直前で気づいたトラブルにも対応しやすいからです。
自宅以外だとけっこう条件が難しいんですよね。
- 大きな声で話していい
- 周囲はうるさくない
- 面接日程に合わせて予約できる
みたいな都合のいい場所はなかなか見つかりません。
候補を挙げるなら「快活クラブ」というネットカフェか、ビジネスホテルですかね。
快活クラブは、テレワークに使える部屋みたいなのがあって、鍵付きの個室を、3時間1,300円くらいで予約できます。
ビジネスホテルにはデイユースという、宿泊せずに日中だけ使うプランが用意されている場合もあります。
ただしドーミーインやアパホテルであっても、3,000〜4,000円ぐらいかかるので、リハーサルと本番でだいたい10,000円の出費になり、負担に感じる人もいるはずです。
ですので、基本は自宅で、外なら快活クラブが落とし所でしょう。
【本番編】Web面接の重要ポイント9個
次に面接本番編。
面接当日のチェックポイントを9個伝えていきます。
ポイント①手元に必要なものを用意する
Web面接で必要な以下のようなものは手が届く範囲に置いておきましょう。
- 履歴書のコピー
- 職務経歴書のコピー
- ノート(メモ帳)
- スマホ
志望企業に提出した書類をもとに面接は進むので、念のため手元にあった方が安心です。
また、面接の最後の、逆質問のタイミングとか、今後の選考の進め方を言われた時とか、にメモするためにメモ帳も用意しておきましょう。
パソコンでそのままメモを取りたいという人もいるかもしれませんが、タイピングは音がうるさいですし、手書きでメモしてる姿を見せた方が印象は良いです。
あとは、通信トラブルとかがあった時に、先方にすぐ電話できるようにスマホも用意しておいてください。
企業側が考えていてくれるとは思いますが、自分でも通信トラブルが起きたら、どう対処するかは、想定しておきましょう。
ポイント②スマホは通知を切る
面接中にLINEが来て、ピコンとか通知が鳴らないようにしておきましょう。
準備編でも伝えましたが、集中できる環境を作っておくが大切です。
ポイント③10分前に準備完了し、5分前に入室しておく
遅くとも面接開始の10分前には準備を全て完了しておきましょう。
そして、5分前には、先方からもらったWeb会議のURLから入室して、相手を待っておくようにしてください。
この辺は普通の面接と一緒ですね。
ポイント④つながったら確認と御礼を伝える
普通の面接だったらノックして「失礼します」って言ってから、部屋に入ると思いますが、Web面接は、もちろんノックはありません。
ですので、いきなりつながって、面接開始になるので、ドキッとする人もいるでしょう。
事前にどういう流れで始めるのか確認しておけば、多少は安心できると思いますので、以下でざっくりとした流れを確認しておいてください。
面接が始めるまでの流れは
- 通信環境の確認
- 時間と名前を伝える
- とりあえず時間をくれたことについて御礼をする
のような感じです。
具体的には以下のように進めていきます。
サラタメさん
もしもし、こちらの声、聞こえてますでしょうか?
はい、聞こえます
面接官
サラタメさん
11時から、面接のお時間頂いておりますサラタメと申します。
株式会社〇〇の佐藤です。
面接官
サラタメさん
本日はお時間頂きまして、ありがとうございます。
ここまできたら、その後は面接官にお任せでOKです。
ポイント⑤聞こえない場合は、チャットで連絡する
通信環境の確認をして、もし声が聞こえない場合は、焦らずに、声が聞こえてない旨をチャット欄で連絡しましょう。
それでもうまくいかない場合は、緊急の連絡先に電話、もしくはメールで相手に知らせるようにしてください。
とにかく大事なのは、焦らないことです。
機械のトラブルかもしれないので、誰が悪いということはありませんから。
そういうトラブルが起こった時の姿も見られてるんだと思って、きわめて冷静に対応しましょう。
ポイント⑥いつもの3割増しで感情を表現する
いつもより、感情を3割増しで表現するのを心がけましょう。
Web面接は、リアルな面接より、確実に、感情が伝わりづらいです。
ですので、YouTuberにでもなったつもりで、画面に向けて、積極的に笑顔を見せる意識を持ちましょう。
相手が話してる時には、画面上からでもわかるくらいに、しっかり体を使ってうなずいてください。
「私はあなたの話聞いてますよ感」を演出した方が、あなたの熱意が伝わるはずです。
ポイント⑦結論を先に、短く話す
端的に、結論を先に伝えて話すようにしましょう。
これはWeb面接だけではなくて、対面の時にでも大事なポイントではありますが、Web面接の時は特に大事です。
というのも、Webでのコミュニケーションは、対面と比べて、微妙にタイムラグがあり、そのせいで、相手の話を遮りにくいからです。
対面で、表情もわかって、タイムラグも完全にゼロであれば、話の切れ間に相槌を入れながら、自然な形で遮れますが、Web面談だと、これが難しいんですよね。
ですから、結論もわからず、長々と話されると、遮ることもできずに面接官は「これ、いつまで聞かないといけないの?」となります。
もし面接官が興味がない話ならバシバシ遮ってもらえるように、一つ一つの回答は短くしましょう。
長くても、1分くらい話したら、まだ話の途中だったとしても、ちょっと間を置きながら、相手の反応を確認するといいでしょう。
以下の記事で結論を先に、短く話すためのコツ「PREP法」について解説していますので、参考にしてください。
【例文つき】PREP法で面接の自己PR・プレゼンを無双しよう|メリットと例文も解説 | サラタメのホワイト転職ポイント⑧画面よりカメラを見る
かなり上級編のポイントですが、画面よりカメラを見ながら話ができると、相手に与える印象が良くなりやすいです。
Web面接はパソコンの画面だけ見てると、微妙に焦点が合わないんですよね。
ですので、カメラ目線の方が、相手からすると、自分に向けて話してくれている感が出るので、「ここぞ」という、力強く伝えたい時には、カメラを見ると熱意が伝わりやすいです。
とはいえ、画面に映る面接官の表情を確認しながら話すことも大事です。
余裕があればぐらいで大丈夫ですので、ポイントポイントで、カメラを見ながら話すようにしてみてください。
ポイント⑨スマートに退出する
面接が終わったら、スマートに退出しましょう。具体的には以下のような流れで進めます。
本日の面接は以上で終わりです。
面接官
サラタメさん
お時間頂きまして、ありがとうございました。
ありがとうございました。
面接官
サラタメさん
では退出させていただきます。
もし今後の面接フローとか、進め方とかでわからないとこととかがあったら、お礼を伝える前に確認しておきましょう。
またビジネスマナー的には、電話と同様に、相手が退出してから、退出する方が、礼儀正しい印象ではあります。
ただ相手も同じこと考えていて、お互いにずっと切らない、みたいなのは、さすがにアホくさいです。
「では退出させていただきます」と言ったら、3秒カウントして切れば、全く問題ありません。
【サラタメ的まとめ】チェックポイントを確認しながら模擬面接を必ずしよう
- Web面接が今後はますます増え、スタンダードになる
- Web面接こそが転職成功のカギになる時代は、すぐそこまで来ている
- チェックポイントを参考にしつつ、模擬面接を実施して、修正点を本番までに直しておく
ポイントをたくさんお伝えしましたが、一番大事なのは、事前に一回、誰かに模擬面接をしてもらうことです。
実際にやってみてわかる修正点が、1つや2つは必ずあるはずです。
それを本番までに改善してけば、より良い面接にすることができるでしょう。
最後に…
私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)